July 25, 2019 / 5:09 PM / a month ago

米耐久財コア受注、6月1.9%増 経済成長の鈍化予想根強く

[ワシントン 25日 ロイター] - 米商務省が25日発表した6月の耐久財受注統計は、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比1.9%増加した。ただ、輸出弱含みなどの中、第2・四半期の経済成長は大きく鈍化したとの見方が根強い。

市場予想は0.2%増だった。機械需要が約1年半ぶりの大幅増となった。

5月のコア受注は当初発表の0.5%増から0.3%増へ下方改定された。6月の前年同月比は1.9%増。

国内総生産(GDP)の設備投資の算出に用いられるコア資本財の出荷は前月比0.6%増だった。前月の数字は当初発表の0.6%増から0.5%増へ下方改定された。

6月にコア受注が急増したことは、企業が設備投資を加速していることを示唆する。設備投資は第1・四半期に3年ぶりに落ち込んだ。

米連邦準備理事会(FRB)は米経済の中で設備投資と住宅市場が弱いと指摘してきた。パウエルFRB議長は今月上旬、設備投資が「著しく減速したもようだ」と発言。「貿易摩擦や世界経済の減速を巡る不安を反映するものかもしれない」との見解を示した。

米中貿易摩擦や世界経済の減速が不安視される中、FRBは31日に10年ぶりとなる利下げに踏み切るとの見方が大勢だ。

第2・四半期GDP速報値は26日に発表される。市場予想は年率1.8%増。第1・四半期GDPの3.1%増から減速する見通しだ。

軟調な設備投資に加え、米航空機大手ボーイング(BA.N)が問題になっている737MAX型機の生産を減らしていることが米経済の約12%を占める製造業の打撃となっている。製造業の難題を象徴するのが、前日に発表された米重機メーカーのキャタピラー(CAT.N)の第2・四半期決算だ。利益が市場予想を下回ったほか、通期利益はこれまでの見通しの下限近辺になるとした。ボーイングが前日発表した第2・四半期決算は、純損失が過去最大となった。737MAXの対応で費用が膨れ上がった。同旅客機はボーイングで最も売れているモデルだった。737MAXの運行再開に向けて規制当局が新たな問題を提示した場合は、737型機の生産を完全に止める必要があるかもしれないと述べた。

耐久財受注の内訳は、機械が前月比2.4%増。コンピューター・電子製品や一次金属、電機・家電も増えた。

全体の耐久財受注は2.0%増と、2018年8月以来の大幅な伸びだった。前月は2.3%減少していた。耐久財はトースターから航空機まで3年以上使われるモノを指す。

輸送機器は3.8%増。前月は7.5%減だった。自動車・同部品は3.1%増。民間航空機は75.5%急増した。ボーイングのウェブサイトによると、6月の航空機受注は9機と、前月の0から持ち直した。

シティのエコノミストは「予想より堅調な受注動向は、今年に入って軟調だった設備投資や製造業活動が著しく弱含まなかったことを示す前向きな兆しだ」と語る。

キャピタル・エコノミクスのシニア米エコノミストは「入手しつつある世界指標が依然悪化し、国内の設備稼働状況も落ち込みが見られており、全体の設備投資は年後半も弱い状態が続くと引き続き予想している」と話した。

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