April 11, 2018 / 5:40 PM / 12 days ago

米3月消費者物価0.1%下落、10カ月ぶりマイナスもコアは堅調

[ワシントン 11日 ロイター] - 米労働省が11日発表した3月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.1%下落し、2017年5月以来10カ月ぶりの落ち込みとなった。

ガソリンの値下がりが影響した。ただ、医療費や帰属家賃が値上がりする中、基調的な物価上昇圧力は増し続けている。市場予想は横ばいだった。

2月は0.2%上昇していた。

前日発表された3月の卸売物価指数(PPI)は、医療と食品の価格が上がる中で全体が底堅く伸びたことから、3月のCPIの落ち込みは一時的とみられる。

3月の前年同月比は2.4%上昇。1年ぶりの大幅な伸びだった。2月は2.2%上昇していた。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比0.2%上昇。市場予想と一致した。2月も0.2%上昇していた。3月の前年同月比は2.1%上昇し、17年2月以来の大幅な伸びとなった。過去10年間の年間の平均伸び率である1.8%を大幅に上回った。2月は1.8%上昇していた。

労働市場の引き締まりに伴い今年後半には賃金の伸びが加速する見込みで、エコノミストらは物価上昇圧力を背景に米連邦準備理事会(FRB)が年内にあと3回利上げすることとなるかもしれないと言う。FRBは3月に金利を引き上げ、年内にあと2回利上げする見通しを示した。

BMOキャピタル・マーケッツ(トロント)の上級エコノミスト、サル・グアティエリ氏は「米物価は過熱しているのではなく、弾みがついてきているのだ。それでも尚、物価の上昇圧力はFRBが年内にあと3回利上げする材料となるかもしれない」と語った。

FRBが物価の目安として注目する個人消費支出(PCE)物価のコア指数は、前年比の伸びが目標の2%を12年半ば以来下回り続けているが、1兆5000億ドルの減税政策や財政出動、ドル安などが物価の押し上げ要因になるとみられる。

さらに前年にさえない価格動向を示していた携帯電話サービスが3月分以降、コアPCEの算出項目から除外される予定であることから、3月は上振れが予想されるという。2月の伸びは1.6%だったのに対し、今月30日に発表される3月分は1.9%の伸びが見込まれている。

RDQエコノミクス(ニューヨーク)の首席エコノミスト、ジョン・ライディング氏は「コアPCEは遅くとも6月分までには2%に到達する見通しで、FRBは年内あと3回利上げすると予想される」と話した。

CPIの前月比の内訳は、ガソリンが4.9%下落し、17年5月以来の大幅な落ち込みとなった。2月は0.9%下落していた。食品は0.1%上昇。2月は横ばいだった。

コアCPIでは帰属家賃が0.3%上昇。2月は0.2%上昇していた。医療費は0.4%上昇。中でも病院サービスが0.6%上昇し、値上がりが著しかった。診察費は0.2%上昇だった。

前月まで2カ月連続で底堅く伸びていた衣料品は0.6%下落した。通信と中古車、タバコ、教育費も下がった。

新車と娯楽は横ばいだった。

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