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米CPI、4月は前月から減速:識者はこうみる

[11日 ロイター] - 米労働省が11日に発表した4月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比8.3%上昇と、1981年12月以来の高水準だった3月の8.5%から減速した。減速は昨年8月以来初めて。インフレはピークを付けた可能性があるものの、7カ月連続で6%を上回っており、連邦準備理事会(FRB)は当面、金融引き締めを継続するとみられる。

米労働省が11日に発表した4月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比8.3%上昇と、1981年12月以来の高水準だった3月の8.5%から減速した。2019年11月撮影(2022年 ロイター/Shannon Stapleton)

市場関係者の見方は以下の通り。

<アクス・インベストメンツの最高経営責任者(CEO)、グレッグ・バスク氏>

インフレや物価上昇がまだピークに達していない可能性が高いことが示された。投資家は米連邦準備理事会(FRB)が一段と積極的なアプローチを取ることを懸念している。FRBの積極的なアプローチはリセッション(景気後退)を巡る持続的な懸念を高め、今日の市場にとって非常に大きなネガティブ要素になっていると捉えている。

インフレ鈍化が見られないことが一因となり、より積極的な利上げの可能性は間違いなく高まっている。加えて石油やガスのサプライチェーン(供給網)に関する懸念やウクライナでの戦争、中国での新型コロナウイルス対策としてのロックダウン(都市封鎖)もある。サプライチェーンに関する懸念とFRBの金融政策引き締めや利上げに関する積極化により、米国だけでなく世界がリセッションに陥る可能性は確実に市場に重くのしかかるだろう。

<グレート・ヒル・キャピタルのチェアマン、トーマス・へイズ氏>

内容はまちまちだった。前月から伸びが減速したことで、インフレはピークを付けた可能性がある。 一方、伸び率は予想を上回った。

決定的ではないが、正しい方向に向かっているといえる。

<ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツのチーフ市場ストラテジスト、カール・シャモッタ氏>

コア指数を中心に予想を大きく上回り、基調的なインフレ圧力が引き続き極めて強く持続的であることが示唆された。短期債利回りが再び固定化され、市場では6月に約70ベーシスポイント(bp)の利上げが実施されるとの見方が織り込まれているほか、今後4回の連邦公開市場委員会(FOMC)で少なくとも2%まで利上げされると見込まれている。そのため、ドルが他のあらゆる資産を圧倒し、リスク選好が崩壊しつつある。株価が急落し、ハイベータ通貨やコモディティー関連通貨も売られ、ドルへの逃避が続いている。

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