[13日 ロイター] - 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が13日発表した8日終了週の週間石油統計によると、製油所の稼働率が低下する中、原油在庫が約1年ぶりの水準に拡大した。
原油在庫USOILC=ECIは前週比360万バレル増の4億5080万バレルで、2017年11月以来の高水準となった。市場予想は270万バレル増。一方、原油先物・指標原油の受け渡し地点であるオクラホマ州クッシングの原油在庫USOICC=ECIは約100万バレル減少した。
製油所の原油処理量USOICR=ECIは日量86万5000バレル減の1580万バレル。稼働率USOIRU=ECIは4.8%ポイント低下し85.9%と、17年10月以降で最低となった。
米原油輸入USOICI=ECIは差し引き日量43万バレル減の380万バレルと2001年以降で最低。ガソリン在庫はUSOILG=ECIは40万8000バレル増、ディーゼルオイルやヒーティングオイルを含む留出油の在庫USOILD=ECIは120万バレル増。