[ワシントン 15日 ロイター] - 米政府は15日、キューバへの渡航制限や金融制限を大幅に緩和する具体的な措置を発表した。16日から実施する。
通信機器や農業関連機器・建設資材の輸出を認可する。また、渡航制限を緩和し、米国の航空会社がキューバ─米国を結ぶ路線として、現在運航しているチャーター便以外に業務を拡大できるようにする。
米ユナイテッド航空[UALCO.UL]は15日、ヒューストンとニューアークから、キューバへ就航する便を運航する計画であることを明らかにした。デルタ航空(DAL.N)とジェットブルー(JBLU.O)も、サービス拡大を模索している。
送金制限も緩和。これまでは年間2000ドルが送金の上限だったが、8000ドルに引き上げる。渡航時には1万ドルを携行できるようにし、クレジットカードやデビットカードの利用も認めるという。
また、米企業による携帯電話やソフトウエアの輸出、キューバでのインターネットサービスの提供を容易にする。
ルー財務長官は「キューバ国民の政治・経済上の自由を推進する措置」と述べた。