January 11, 2019 / 7:36 PM / 4 months ago

米CPI、12月は0.1%下落 ガソリン安で9カ月ぶりマイナス

[ワシントン 11日 ロイター] - 米労働省が11日発表した2018年12月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.1%下落と、3月以来9カ月ぶりのマイナスとなった。市場予想と一致した。ガソリンの値下がりが物価全体を押し下げた。ただ家賃や医療費は安定的に伸び、基調的な物価圧力は底堅さを保っている。

11日、2018年12月の米CPIは前月比0.1%下落と、3月以来9カ月ぶりのマイナスとなった。写真は2016年2月、ニューヨークのガソリンスタンドで撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

11月のCPIは横ばいだった。

12月の前年同月比は1.9%上昇。市場予想通りだった。11月は2.2%上昇していた。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは、3カ月連続で前月比0.2%上昇した。前年同月比は2カ月連続で2.2%上昇だった。

CPI統計は全体として、物価の伸びが緩やかなことを示した。今年の利上げに慎重な姿勢を示す米連邦準備理事会(FRB)当局者の考えを後押しする内容だ。

アバディーン・スタンダード・インベストメンツの上級エコノミスト(世界経済担当)、ジェームズ・マッキャン氏は「最近見られた好調な経済成長や労働市場の引き締まりを背景に物価上昇圧力への懸念があったが、物価圧力は予想ほど強くないことを示すさらなる証拠としてFRBは捉えるだろう」とした。

18年のCPIは1.9%上昇。17年の2.1%上昇から鈍化した。コアCPIは18年に2.2%上昇。17年の1.8%上昇から加速した。

ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのシニアエコノミスト、サム・ブラード氏は「コアCPIの底堅さが継続すれば、FRBは今年も追加利上げの検討を続けるだろう」と述べた。

FRBが物価の目安として注目する個人消費支出(PCE)物価のコア指数は18年11月に前年同月比1.9%上昇。10月は1.8%上昇だった。3月にはFRBが物価目標とする2%を12年4月以来初めて付けた。

FRBは今年、2回金利を引き上げるとの見通しを示してる。ただパウエル議長を含め複数の当局者が、利上げに慎重な姿勢を示している。

パウエル氏は10日も、「インフレ率が低く、物価を制御できている環境では特に、我慢強くいられる。辛抱強く慎重に様子を見ることができる」と語った。経済成長へのリスクを巡り経済指標や金融市場を注視していると付け加えた。[nL3N1ZA573]

12月CPIの内訳は、ガソリンが前月比7.5%下落し、16年2月以来の大幅なマイナスとなった。11月は4.2%下落していた。食品は12月に0.4%上昇と、14年5月以来の大幅な伸びだった。11月は0.2%上昇だった。家庭用食品は12月に0.3%上昇。11月は0.2%上昇だった。

帰属家賃は0.2%上昇。11月は0.3%上昇していた。医療費は0.3%上昇。11月は0.4%上昇していた。病院サービスは0.5%上昇。ただ処方箋は0.4%下落した。診察費は横ばいだった。

衣料は横ばい。11月は0.9%下落していた。航空費は1.5%下落。中古車は0.2%下落し、3カ月ぶりにマイナスとなった。

家庭用雑貨は値上がりした。中国製品に対する輸入関税が影響したとみられる。新車は2カ月連続で横ばいだった。

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