May 10, 2019 / 4:13 PM / 2 months ago

米CPI、4月0.3%上昇 市場は金利据え置き観測

[ワシントン 10日 ロイター] - 米労働省が10日発表した4月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.3%上昇だった。基調的な物価は小幅な伸びにとどまり、米連邦準備理事会(FRB)がしばらく金利を据え置くことを示唆した。市場予想は0.4%上昇だった。

3月は0.4%上昇していた。

4月の前年同月比は2.0%上昇だった。市場予想は2.1%上昇だった。3月は1.9%上昇していた。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは3カ月連続で前月比0.1%上昇となった。衣料品が2カ月連続で落ち込んだ。

コアCPIの前年同月比は2.1%上昇した。前月は2.0%上昇だった。

FRBは前週、金利を据え置き、近いうちに金融政策を変える意向がないことを示唆した。パウエルFRB議長は最近の物価の弱含みは「一時的」との見解を示した。

米政府は10日、中国からの2000億ドル相当の輸入品に対する関税を10%から25%に引き上げた。エコノミストらは一時的な要因が物価を抑制するものの、関税引き上げに伴い今後加速するとみている。

JPモルガンのエコノミストは「(物価動向を)懸念する向きには、関税引き上げの影響が店頭に広がる形で援軍がやってくる可能性があると言いたい。ただ予見可能な将来、FRBが『据え置き』姿勢を維持しやすい状態が続く」と予想した。

ウェルズ・ファーゴ証券のシニアエコノミストは「どの程度消費者物価に影響が及ぶかは、関税実施期間の長さにもよる」と話した。

労働市場が引き締まる中、生産性の向上に伴って労働コストが抑えられ、物価動向は引き続き落ち着きを示している。ただ物価が抑制された状態が続けば、ホワイトハウスがFRBに利下げ圧力を強めかねない。

トランプ大統領は10日、ツイッターに「素晴らしいCPIが出た。非常に良好でインフレが極めて低い」などと投稿した。

FRBは物価目標を2%としており、個人消費支出(PCE)物価のコア指数を物価の目安としている。コアPCE価格指数は3月に前年同月比1.6%上昇と、14カ月ぶりの小幅な伸びだった。前月は1.7%上昇していた。4月の統計は5月31日に発表される。

医療費の上昇についてエコノミストらは、4月のコアPCE価格指数が前年同月比1.7%上昇した可能性を指摘、年内利下げの可能性はほとんどないとみている。

TD証券の世界マクロ戦略責任者は「弱いインフレを理由にFRBが『保険としての利下げ』に傾くという推測に同意しがたい。FRBがこの手の議論を始めるには、コアPCE価格指数が数カ月間、1.5%程度の状態が続く必要がある」と話した。

4月のCPIの内訳は、ガソリンが5.7%上昇し、CPI全体の上昇要因の3分の2以上を占めた。前月は6.5%上昇していた。

帰属家賃は2カ月連続で0.3%上昇した。医療費は2カ月連続で0.3%上昇した。

新車は0.1%上昇だった。前月は0.4%上昇していた。

一方、食品は0.1%下落した。前月は0.3%上昇していた。家庭用食品は4月に0.5%下落。

衣料品は0.8%下落。前月は1.9%下落と、1949年1月以来の大幅な落ち込みだった。算出方法の変更が影響した。

中古車は1.3%下落し、3カ月連続でマイナスとなった。航空費や家庭用品、たばこも値を下げた。

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