June 25, 2018 / 3:54 PM / in 5 months

米新築住宅販売、5月は6.7%増 南部が大幅プラス

[ワシントン 25日 ロイター] - 米商務省が25日発表した5月の新築一戸建て住宅の販売戸数(季節調整済み)は、年率換算で前月比6.7%増の68万9000戸と、2017年11月以来の高水準となった。南部の販売戸数が11年近くぶりの多さとなり、全体水準を押し上げた。市場予想は0.7%増の66万7000戸だった。

新築住宅は住宅市場全体の約11%を占める。新築住宅販売は建設許可件数を基に導き出しており、月次の数字は乱高下する傾向がある。

4月の数字は当初発表の66万2000戸から64万6000戸へ下方改定された。

5月の前年同月比は14.1%増。

地域別の販売戸数は、最大市場の南部が前月比17.9%増の40万9000戸と、07年7月以来の高水準を付けた。3カ月ぶりのプラスだった。一方、北東部は10.0%、西部は8.7%それぞれ減少した。中西部は横ばいだった。

中古住宅市場の在庫が不足していることが新築住宅市場の追い風となっている。20日に発表された5月の中古住宅販売戸数は2カ月連続のマイナスだった。

在庫が追いつかない背景には、力強い労働市場に伴う好調な需要がある。在庫不足から住宅価格は急上昇している。エコノミストらは、今のところ住宅ローン金利の上昇によって需要が減っている様子はないと指摘する。前週の30年住宅ローン固定金利は4.57%となり、今年に入ってからの上昇率は50ベーシスポイント(bp)を超える。米連邦準備理事会(FRB)が6月に、今年2度目となる利上げを決め、年末までにあと2回利上げする見通しを示したことからすると、住宅ローン金利はさらに上がることが見込まれる。

新築一戸建て住宅価格の中央値は前年同月比3.3%減の31万3000ドルだった。

在庫は前月比1.0%増の29万9000戸。06年の住宅バブルのピークと比べて半分強の水準だ。

住宅建設業者は木材の値上がりや労働力・用地不足に直面している。前週に発表された6月の住宅建設業者指数は、現在の一戸建て販売に関する指数が前月から低下した。カナダの木材やその他の輸入品に米国が課した関税が住宅価格を押し上げていることに、建設業者がますます懸念を示していることが分かった。

米トランプ政権は17年4月、カナダが針葉樹材の輸出に補助金を支給し、米国に不当に安く販売したとして、カナダ産針葉樹材を対象に関税を適用した。

住宅投資は第1・四半期に減少。エコノミストらは、住宅投資が第2・四半期も国内総生産(GDP)の押し下げ要因となるとみている。

住宅市場は経済全体の動きと比べ弱含んでいる。経済全体としては、年初めにペースが落ちた後、第2・四半期は勢いを取り戻しているもようだ。第2・四半期GDPの最高予想値は年率4.7%増となっている。第1・四半期GDPは2.2%増だった。

5月の販売ペースから計算した在庫消化に必要な期間は5.2カ月。4月は5.5カ月だった。5月の販売戸数のうち3分の2近くが、建設中か、これから着工するものだった。

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