April 12, 2018 / 7:03 PM / in 13 days

米3月輸入物価、前月比横ばい 石油が値下がり

[ワシントン 12日 ロイター] - 米労働省が12日発表した3月の輸入物価指数は前月から横ばいで、2017年7月以来の弱さだった。石油製品の値下がりが抑制要因。市場予想は0.2%上昇だった。

エコノミストらは、米中間の貿易戦争で価格圧力が高まり、連邦準備理事会(FRB)に積極的な利上げ姿勢を迫る可能性を指摘する。

ナロフ・エコノミック・アドバイザーズ(ペンシルバニア州)の首席エコノミスト、ジョエル・ナロフ氏は「関税措置の応酬で物価が上昇すれば、FRBにとって現実の懸念材料となる」と予想した。

2月の輸入物価は当初発表の0.4%上昇から0.3%上昇へ下方改定された。

3月の前年同月比は3.6%上昇と、17年4月以来の大幅な伸びとなった。2月は3.4%上昇していた。

3月の前月比の内訳は、石油・石油製品が1.3%下落。2月は0.8%下落していた。石油を除く輸入物価は0.1%上昇。2月は0.4%上昇していた。ドルが米国の主要な貿易相手国に対して値下がりする中で石油を除く輸入物価は今年、底堅く伸びている。3月の前年同月比は2.1%上昇。

10日に発表された3月の卸売物価指数(PPI)は広範な項目にわたり上昇した。エネルギーの値下がりで3月の消費者物価指数(CPI)は下落したが、石油を除く輸入物価とPPIが安定的に伸びていることは、CPIの弱含みが一時的であることを示唆する。

物価は米連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%を12年半ば以来下回り続けているが、労働市場の引き締まりとドル安、財政出動を背景にエコノミストらは物価が今年、加速するとみている。

食品は0.6%上昇。資本財は0.2%上昇した。建材や耐久財関連の未完金属も値上がりした。

一方、自動車は0.2%下落。自動車を除く消費財は0.1%下落した。

地域別では、中国からの輸入物価が0.1%上昇。2カ月連続で伸びた。前年同月比は0.2%上昇した。

オックスフォード・エコノミクス(ニューヨーク)の首席エコノミスト、グレゴリー・ダコ氏は「(物価が)底堅さを増し続ければ、燃料を除く輸入物価を押し上げる公算が大きくなる」と指摘。「輸入物価が上昇すれば国内物価の上昇を下支えすることになるが、緩やかに波及する程度だろう」と話した。

同時に発表された3月の輸出物価は0.3%上昇。2月は0.2%上昇していた。3月の前年同月比は3.4%上昇。2月は3.2%上昇していた。

前月比の内訳は、農産物が3.4%上昇と、12年8月以来の大幅な伸びとなった。大豆が7.8%上昇したことが主な押し上げ要因だった。小麦も8.0%上昇した。農産物は2月に0.6%上昇していた。

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