January 11, 2018 / 5:20 PM / 10 days ago

米12月PPI、1年4カ月ぶりの低下 FRBが年内利上げに慎重となる可能性

[ワシントン 11日 ロイター] - 米労働省が11日発表した2017年12月の卸売物価指数(PPI)は最終需要の総合指数が前月比0.1%下落した。

マイナスになるのは16年8月以来、1年4カ月ぶり。2018年にインフレが加速するとの期待に冷水を浴びせ、米連邦準備理事会(FRB)が年内の利上げに一段と慎重となる可能性がある。

同指数は17年10、11月はともに前月比0.4%上昇していた。

前年同月比では2.6%上昇。食品とエネルギー、貿易を除いた指数は前月比0.1%上昇した。食品とエネルギーを除いたコア指数は前年同月比で2.3%の伸びだった。

MUFGの首席エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「インフレ低迷を懸念するFRB内のハト派を苦しめることになる」と指摘。「一段と緩やかな利上げを維持し、景気をしばらく過熱させるべきかどうかを巡る討議の核心を突く内容となった」と語った。

卸売物価は17年全体で総合指数が2.6%上昇し、16年の1.7%から拡大。コア指数も2.3%と16年の1.8%から拡大した。

エコノミストは労働市場の引き締まりが続き、ドル安基調であることから、物価上昇率は連邦準備理事会(FRB)の目標である2%に向かうとしている。FRBが重視する個人消費支出(PCE)物価のコア指数は12年5月から2%を下回り続けている。FRB内には物価上昇の鈍化が長期化するとの懸念もある。

FRBは17年に3度の追加利上げを行い、今年も3回を予想。物価動向が利上げ判断の鍵を握る。

12月の卸売物価はサービスが0.2%下落。10カ月ぶりのマイナスとなった。食品は0.7%下落。前月に4.6%上昇していたエネルギーは横ばいだった。

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