[ワシントン 15日 ロイター] - 米労働省が公表した第2・四半期の非農業部門労働生産性速報値は季節調整済みの年率で前期比2.9%上昇し、2015年第1・四半期以来3年強ぶりの高水準となった。
ただ、単位労働コストが0.9%低下して、14年第3・四半期以来の低水準を記録した。前年同期比の上昇率は1.9%にとどまり、控えめな形で賃金が上昇した状況を示した。
労働生産性上昇率は、第1・四半期が従来の0.4%から0.3%に下方修正された。
第2・四半期のエコノミスト予想は2.3%だった。前年同期比で1.3%上がった。
1947年以降のデータも修正した。生産性の伸びがさえない状況は大きく変わらなかったが、単位労働コストは昨年推計よりも堅調となった。時間当たり報酬に上方修正を加えたためという。
07─17年の生産性上昇率は年率で1.3%と、0.1%ポイント引き上げられた。
単位労働コストは、第1・四半期が従来公表の2.9%から3.4%に上方修正された。
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