February 8, 2018 / 12:19 AM / 2 months ago

米FRB、強い経済統計に過剰反応せず=SF地区連銀総裁

[ホノルル 7日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は7日、最近の米経済指標は一部の予想よりも力強い内容となっており、労働市場では引き締まりが見られるものの、米連邦準備理事会(FRB)は「安定的かつ緩やかな」利上げの方針を維持するとの考えを示した。

 2月7日、米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は、最近の米経済指標は一部の予想よりも力強い内容となっており、労働市場では引き締まりが見られるものの、米連邦準備理事会(FRB)は「安定的かつ緩やかな」利上げの方針を維持するとの考えを示した。写真はビバリーヒルズで2016年5月撮影(2018年 ロイター/Lucy Nicholson)

総裁は講演で「FRBが過剰に反応したり、経済に関する明るいニュースを何らかの形で台無しにしたりするのではないかという説を打ち消したい」と述べた。

堅調な金融状況や世界経済の成長、トランプ政権の減税などに支えられて米経済は「健全」な状態にあるとし、国内労働市場は今後、一段と引き締まる可能性が高く、インフレや賃金の伸びは加速する見込みだと指摘。

インフレ率が今年、FRBの2%目標に向かって上昇し、失業率も一段と低下するにしたがって、FRBは今年と来年、金利を段階的に一段と引き上げることが理にかなっているとの見方を示した。

その上で「経済が過熱する兆しやバブルがはじける兆候は見られない」とし、「適切な金通政策に関する私自身の見解は修正していない」と述べた。

ウィリアムズ総裁はその後、5日の世界的な株安に関する記者団からの質問に対し、来年までにインフレ率がFRB目標の2%に上昇するほか、失業率が一段と低下するとした自身の見通しは基本的に変わっていないと回答。「経済は明らかに緩やかな金利上昇に対処できる」とした上で、「景気が大幅に減速するというダウンサイドリスクを私はまったく懸念していない」と述べた。

FRBは昨年、2018年中に3回の利上げを実施することを示唆した。

ウィリアムズ総裁は7日、自身は年内に3回か4回の利上げを見込んでいると繰り返した。また、2日に発表された1月の雇用統計で1時間当たり賃金が2.9%増となったことについて、景気の力強さを裏付けるものだと評価した。

総裁は「私はこれについて、インフレが自身の想定よりも速いペースで進むサインであるとはみていない」と言明。インフレ率が2%の健全な経済において、賃金は年間3─3.5%で伸びることが見込まれると付け加えた。

また、大手銀行ウェルズ・ファーゴ(WFC.N)の資産拡大を制限するFRBの措置の目的について「われわれは米国の銀行が法律と規制を順守することを望んでいるほか、各組織の指導層が組織をうまく運営し、責任を果たすよう望んでいる」と説明した。

これ以上コメントはしなかった。

ウィリアムズ総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。また、FRB副議長候補として取り沙汰されている。

*内容を追加しました。

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