March 29, 2018 / 6:29 PM / in 5 months

米2月個人消費支出、小幅な伸び 貯蓄率6カ月ぶり高水準

[ワシントン 29日 ロイター] - 米商務省が29日発表した2月の個人消費支出(季節調整済み)は前月比0.2%増となった。

小幅な伸びにとどまり、米経済が第1・四半期に勢いを失った兆候をあらためて示唆した。消費者は収入を貯蓄にまわしたもようで、貯蓄率は6カ月ぶりの高水準に達した。

個人消費支出の伸びは市場予想と一致。1月も0.2%増加していた。

米税制改革は消費者信頼感への追い風となったものの、個人消費は今年に入り緩慢な上昇ペースにとどまっている。エコノミストは、減税の発効が1月、給与に反映されたのが2月終盤だったことが背景にあると指摘。さらに、税還付手続きの遅れも消費控えにつながっている可能性があるとの見方を示す。

JPモルガンのエコノミスト、マイケル・フェローリ氏は「消費支出の拡大に期待できる十分な理由が存在するものの、裁量支出見通しはより不透明だ」と指摘。さらに「例年に比べ、税還付は遅れている」と述べた。

2月は自動車などの耐久財が0.2%増と、前月の1.5%減から持ち直した。サービスは2カ月連続で0.3%増だった。サービスの中でも金融と保険が好調だった。

米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安としているコア個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.2%上昇し、1月の0.3%上昇からやや減速した。2月の前年同月比は1.6%上昇と、2017年2月以来の大幅な伸びだった。1月は1.5%上昇していた。コアPCE価格指数はFRBが目標とする2%を12年半ば以来下回っている。エコノミストらはコアPCE価格指数が3月に1.9%上昇まで加速するとみている。

  MUFGの首席エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「金融当局者がインフレ見通しに自信を持てる状況にあり、計画通り、年内にあと数回の利上げを実施する公算が大きい」と指摘。「インフレは過熱していないが、インフレ圧力は増大している」と述べた。  

物価上昇圧力が徐々に増す中で個人消費は鈍化した。2月のインフレ調整後の個人消費は前月から横ばいだった。1月は0.2%減だった。第1・四半期に個人消費が大幅に減速したことを示唆する。17年第4・四半期は年率で4.0%増と、好調だった。

最近は貿易や住宅、機器投資の指標も弱含んでおり、エコノミストらは第1・四半期に国内総生産(GDP)が緩慢な伸びとなると予想している。アトランタ連銀が公表している第1・四半期のGDP予測は現段階で年率1.8%増だ。17年第4・四半期GDPは2.9%増だった。

同時に発表された2月の個人所得は0.4%増。3カ月連続で0.4%増加している。賃金は0.5%増。1月は0.6%増だった。労働市場が今後さらに引き締まる中で個人所得が加速ペースを上げ、個人消費の追い風となるかもしれない。

貯蓄は4974億ドルと、17年8月以来の高水準に達した。1月は4713億ドルだった。貯蓄率は3.4%と、6カ月ぶりの高水準となった。1月は3.2%だった。

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