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米2月PPI、予想上回る0.3%上昇 FRB利上げの論拠に
2017年3月14日 / 18:23 / 8ヶ月前

米2月PPI、予想上回る0.3%上昇 FRB利上げの論拠に

[ワシントン 14日 ロイター] - 米労働省が14日発表した2月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.3上昇と、市場予想の0.1%上昇を上回った。前年同月比は2.2%上昇で、2012年3月以来4年11カ月ぶりの大きな伸びとなった。こちらも市場予想の2.0%上昇を上回った。安定的な物価上昇圧力の高まりを示した。

3月14日、2月の米PPIは前月比0.3上昇と、市場予想の0.1%上昇を上回った。写真は2015年6月、シカゴで撮影(2017年 ロイター/Jim Young)

1月の前月比は0.6%上昇、前年同月比は1.6%上昇だった。

変動の大きい食品とエネルギー、貿易サービスを除いたコア指数は前月比0.3%上昇と、昨年4月以来の大幅なプラスだった。前年同月比は1.8%上昇だった。1月は前月比が0.2%、前年同月比が1.6%の上昇だった。

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、ジェニファー・リー氏は「インフレが安定的に上昇していることは、連邦準備理事会(FRB)が明日までの日程で開いている会合で利上げを決定する論拠となる」と指摘。

バークレイズのエコノミスト、ロブ・マーティン氏は「米国でインフレ圧力が継続的に高まっている」と指摘。「労働市場の引き締まりも続いており、ドル相場とコモディティ(商品)相場もおおむね安定的に推移するなか、インフレは今年から来年にかけて上昇していくとみている」と述べた。

2月はサービスが前月比で0.4%上昇し、PPI上昇の8割以上を占めた。昨年6月以来の大きな伸びだった。1月は0.3%上昇していた。

エネルギーは2月に0.7%上昇した。4.7%の大きなプラスだった1月と比べて伸びは落ち着いた。

食品は0.3%上昇した。1月は横ばいだった。

医療費は2カ月連続で0.2%上昇した。医療費は米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安とするコア個人消費支出(PCE)物価指数に組み込まれている。

卸売業者や小売業者の利幅を反映する貿易サービスは0.4%の上昇。1月は0.9%上昇していた。

PPIは原油安によって抑制されてきたが、こうした要因が消えるにつれて上昇傾向にある。足元で原油価格は1バレル=50ドルを超えている。

PPIのもう1つの押し上げ要因は、今年1月以来、ドルが米国の主要な貿易相手国の通貨に対して1.5%下落していることだ。また、世界経済が勢いを増す中、一次産品が全般的に値上がりしていることもPPIを押し上げている。

FRBは2%のインフレ目標を掲げているが、足元の物価上昇率は1.7%にとどまっている。FRBは14日から2日間の日程で開く連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げて0.75%-1.00%にする見込みだ。17年は3回の利上げを想定している。

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