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インフレが想定以上に根強いリスクを懸念=ミネアポリス連銀総裁

 8月23日、米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、最も懸念すべきは米連邦準備理事会(FRB)や金融市場が基調的なインフレ圧力の強さを過小評価していることだと述べ、インフレを克服するには自身が想定しているよりも、さらに積極的な利上げが必要になるとの見方を示した。ニューヨークで2019年3月撮影(2022年 ロイター/Shannon Stapleton)

[23日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は23日、最も懸念すべきは米連邦準備理事会(FRB)や金融市場が基調的なインフレ圧力の強さを過小評価していることだと述べ、インフレを克服するには自身が想定しているよりも、さらに積極的な利上げが必要になるとの見方を示した。

米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーでタカ派の筆頭格となっている同氏は、FRBが来年末までに追加で2%ポイント利上げする必要があると予想。インフレ率がFRBの目標とする2%に向けて落ち着きつつあるという説得力のある証拠を確認すれば利上げペースを緩められると語った。

現時点でFRBが金融引き締めを行う必要があるということは「非常に明確だ」と述べた。

仮にインフレ率が4%なら、過度の利上げで景気を悪化させないようFRBは緩やかなペースで利上げをする余地があると指摘。

ただ、インフレ率が現在、これほど高い水準となっていることを踏まえると、FRBは「インフレ抑制に専念し、インフレ率が2%に戻りつつあるという明確な証拠を確認できた場合のみ(利上げペースを)緩和する」ことができると述べた。

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