December 26, 2019 / 6:22 AM / a month ago

カメラが捉えた10年(下):故郷を追われた人々

[ロンドン 3日 ロイター] - ハイチに壊滅的な被害をもたらした大地震からシリアの内戦に至るまで、ロイターの写真記者は過去10年間のトップニュースをカバーしてきた。武力衝突や自然災害、移民・難民が直面する厳しい境遇、スポーツが生み出すドラマを写真に収めてきた。

ベンガル湾を船で渡ってミャンマーからバングラデシュに逃れ、疲れ果てて地面に手をつくロヒンギャ難民の女性。バングラデシュのシャーポリルウイップで2017年9月撮影(2019年 ロイター/Danish Siddiqui)

以下では2010年から2019年の間に、彼らがとらえた最高の瞬間の一部を、撮影当時のエピソードとともに紹介する。

(3回シリーズの3)

「写真は、(ロヒンギャ難民の)苦境に光を当てるのに本当に一役買った」と、ダニシュ・シッディキ記者は言う。シッディキ記者は、2018年のピュリツァー賞特集写真部門を受賞したロイターのチームの一員だった。

「写真記者は、すべての要素を1つのフレームに収めなければならない。この写真には、立ち上る煙があり、船があり、難民たちの姿が収められていて、ストーリーを伝える全ての要素がそろっていた」

ベネズエラの首都カラカスで2017年6月、マドゥロ大統領に対する抗議デモで炎上する銀行前で、国旗を掲げる男性(2019年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)

「現場に到着してすぐに、かなり緊迫した状況だと分かった。建物が燃え始めると、顔を隠したデモ参加者の男が走ってきて、まるで勝利の象徴であるかのように国旗を掲げた。デモ参加者たちは盛り上がったが、数分後には武装警察がやってきて、追い払われた」と、カルロス・ガルシア・ローリンス記者は振り返る。

ティフアナの米国とメキシコの国境付近で、催涙ガスから逃げようと走る中南米からの移民の親子。2018年11月撮影(2019年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

2019年のピュリツァー賞を受賞した、中南米から米国を目指す移民を取り上げたロイターの写真特集の1枚。ホンジュラスから来たマリア・メサさんが、米当局側が放った催涙ガスから逃げようと娘2人の手をつかんで走り出す様子をとらえた。

「この写真を撮った時はあわただしくて、後になってラップトップ上で見るまで女児たちがオムツ姿なのに気付かなかった」と、キム・キュンフン記者。

「母親はディズニー映画のキャラクターの絵が描かれたシャツを着ている。私の娘も、小さい頃大好きだった映画だ」

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