June 26, 2020 / 1:33 AM / 15 days ago

米下院、民主党の警察改革法案可決 共和党との隔たり埋まらず

[ワシントン 25日 ロイター] - 米下院は25日、民主党の警察改革法案を可決した。上院に送付されたが、トランプ大統領や共和党は同案に反対している。

 6月25日、米下院は、民主党の警察改革法案を可決した。上院に送付されたが、トランプ大統領や共和党は同案に反対している。写真はホワイトハウス前で、警察の暴力に抗議するデモ隊(2020年 ロイター/Leah Millis)

採決の結果は賛成236、反対181と、おおむね党派に沿ったものとなった。

議会での警察改革の動きは、ミネソタ州ミネアポリスで先月、黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に拘束された際、膝で首を圧迫されて死亡した事件を受けたもの。同事件をきっかけに世界的に警察の暴力への抗議活動が広がった。

投票の暫定集計によると、共和党からは3人が造反し、賛成に回った。

ただ、警察の不正行為を防ぐための具体的な法律改正などを盛り込んだ民主党の法案が、共和党主導の上院でそのまま可決される可能性は低い。上院では24日、民主党が共和党の警察改革法案の最終審議入りを阻止した。

民主党のペロシ下院議長は採決の前に「どうして共和党側と歩み寄れないかと聞かれるが、共和党案はチョークホールド(首を圧迫して容疑者を拘束する行為)を禁止しておらず、民主党案は禁止している」と強調。

米紙ワシントンポストに対し、ペロシ氏は議会による行動の欠如を「人々は容認しないだろう」と指摘した。

チョークホールドの禁止に加え、民主党案は警察の不正行為の被害者が警察を提訴することを可能にする規定を盛り込んでおり、これにも共和党は反対している。

上院共和党の唯一の黒人で、同党の警察改革法案を作成したティム・スコット議員はFOXニュースに対し、民主党が共和党の意見を取り入れないのは、11月の選挙を前にトランプ大統領や共和党に警察改革で実績を作らせたくないからだと批判。

議会が何もできなければ、黒人は警察の暴力に一段とさらされることになると警告した。

スコット氏はその後、記者団に、両党が歩み寄る可能性は消えつつあると語った。

与野党の法案はともに、チョークホールド、事前通知のない住居への立ち入り、警官のボディーカメラ着用、殺傷力のある武器の使用、警官訓練などの問題で改革を目指す内容。しかし、改革を義務付ける民主党案は警察機能を損ねる可能性があるとして共和党は反発している。

*内容を追加します

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