October 24, 2018 / 7:27 PM / 22 days ago

米9月新築住宅販売5.5%減、約2年ぶり低水準 ローン金利・価格上昇が重し

[ワシントン 24日 ロイター] - 米商務省が発表した9月の新築一戸建て住宅の販売戸数(季節調整済み)は、年率換算で前月比5.5%減の55万3000戸と、2016年12月以来の低水準となった。市場予想は1.4%減の62万5000戸だった。4カ月連続の減少となり、住宅ローン金利と住宅価格の上昇が市場の重しとなっていることが示された。

8月分の販売戸数が62万9000戸から58万5000戸に下方改定されたほか、6月と7月分も下方改定された。

新築1戸建て住宅販売は住宅市場全体の約9.7%に相当。月ごとに振れが大きくなる傾向がある。前年比では13.2%の減少となった。

米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、米国の30年住宅ローン金利が年初から80ベーシスポイント(bp)を超えて上昇。このほか、この日に連邦住宅金融局が発表した8月の米住宅価格指数は前年比6.1%上昇し、266.0となった。

こうしたなか一部エコノミストは、住宅ローン金利、および住宅価格の上昇が市場の重しになっていると指摘。MUFG(ニューヨーク)の首席エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「ローン金利、および価格の両面で住宅は高額過ぎて手が届かない存在になりつつある」とし、「新築住宅販売が減少し続ければ、米経済は3%の成長率を維持できなくなるのは明白だ」と述べた。

ただ、米住宅市場は崩壊に向かっているわけではないとの見方も出ている。ナロフ・エコノミック・アドバイザーズ(ペンシルバニア州)の首席エコノミスト、ジョエル・ナロフ氏は「販売状況を見る限り、住宅市場はバブルが発生する段階には達したことはない」とし、市場がが崩壊に向かってはいないと指摘。「需要が全国で均一に増加しておらず、価格が一部の地域で高騰していることが問題となっている」と述べた。

9月は南部が1.5%減少し、17年8月以来の低水準となった。南部にはノースカロライナ州とサウスカロライナ州が含まれ、ハリケーン「フローレンス」の影響を受けた可能性がある。

西部は12.0%減少し、2年ぶり低水準となったほか、北東部では40.6%減少し、15年4月以来の低水準を付けた。ただ、中西部では6.9%増加した。

価格中央値は前年比3.5%低下の32万ドル。

在庫は前月比2.8%増の32万7000戸と、09年1月以来の高水準となった。ただ供給も減少しており、住宅市場がブームに沸いた06年のピークから約半減している。

9月の販売ペースに基づく在庫消化に必要な期間は7.1カ月。前月の6.5カ月から長期化し、11年3月以来の長さとなった。

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