February 8, 2018 / 2:59 AM / 3 months ago

焦点:ボラティリティ逆張り投資家、懲りずにETP再購入模索

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 今週の株価急落で相場の安定に賭ける金融商品の価値が大きく損なわれた。これらの商品の投資家は痛手を受けたため、もう手を引くと考えるのが普通だが、実際には再び市場に戻ろうとしている。多くの投資家が、上場投資商品(ETP)を利用して「ショートのボラティリティ」を買う機会をうかがっているのだ。

2月7日、今週の株価急落で相場の安定に賭ける金融商品の価値が大きく損なわれた。ニューヨーク証券取引所で撮影(2018年 ロイター/Brendan Mcdermid)

6日にはクレディ・スイス(CSGN.S)と野村(9716.T)が、ボラティリティ・インデックス(VIX)先物を売り持ちにして株価安定に賭けるETPの早期償還を発表した。

しかしニューヨーク・タイムズからボラティリティ商品取引の第一人者として紹介されてから有名になったフィノム・グループのセス・ゴールデン社長は「(ボラティリティ関連ETPは)ロングポジションの投資家が最も手っ取り早く保有資産をヘッジできる方法だ」と指摘。ロイターは確認できなかったが、ゴールデン氏によると5日時点でマイナス32%だった自身のポートフォリオのリターンは6日にマイナス16%程度まで損失を縮小したという。

同氏は「わたしは嵐を乗り切っただけでなく、望ましいと考える水準までショートポジションを拡大できた」と胸を張った。

またボラティリティを巡る投資はETPが存在しようがしまいが今後も続くが、ETPは予想に基づいて取引する簡単な方法を提供してくれる、との声が投資家から聞かれる。

アナリストの話では、市場が正常な状態に戻れば、これらのETPで今月1日までの2年で600%近いリターンを稼いだような事例が再現されてもおかしくない。

クレディ・スイスが早期償還するVIX逆張りETP「XIV」についてアクティブ投資家向けソーシャルメディア「ラ・カルテ・チャーツ」のデービッド・マイヤーズ最高経営責任者(CEO)は「過去に多額のもうけを出しており、今後この種の商品が利益を生み出す機会はあるだろう」と語った。

XIVは、他の競合商品と異なり投資家が余計な税務関係書類を作成しなくても済む利点があったため、なくなるのを惜しむ向きも出ている。

キャバリエ・インベストメンツのスコット・ウェザリントン最高投資責任者は、数週間前にXIVの持ち分を売却したことを明らかにしながらも、新たなショート・ボラティリティ商品を買うつもりだし、実際に購入する可能性が高いと話す。

ウェザリントン氏は、XIVの目論見書には大幅値下がりで清算する場合があると明記されていたので、償還にはまったく驚いていないと述べ、市場の変動への備えはできていたと強調した。

さらに同氏は「市場参加者が商品内容を調べる手間がかかるとも思わない」と付け加えた。

(Trevor Hunnicutt、Saqib Iqbal Ahmed記者)

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