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米失業保険申請26.9万件、予想上回るも雇用の底堅さ続く
2016年8月4日 / 15:37 / 1年前

米失業保険申請26.9万件、予想上回るも雇用の底堅さ続く

[ワシントン 4日 ロイター] - 米労働省が4日に発表した7月30日までの週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は予想に反して増加し、前週比3000件増の26万9000件だった。市場予想は26万5000件だった。

8月4日、7月30日までの週の米新規失業保険申請件数は予想に反して増加し、26万9000件となった。写真は昨年7月、サンフランシスコで開催された就職フェアで撮影(2016年 ロイター/Robert Galbraith)

申請件数は増えたものの、雇用市場は依然底堅く、今年の経済成長を支え続けるとみられる。

RDQエコノミクスのチーフエコノミスト、ジョン・ライディング氏は「失業保険申請件数の水準は、第3・四半期の出だしの解雇率が非常に低いことを示している」と話した。

申請件数が30万件を切ると雇用市場が健全な状態にあるとされる。件数は74週連続でこの水準を下回っており、その期間は1973年以来の長さとなる。雇用市場は最大雇用の水準に近づいており、申請件数がこれ以上減る余地は小さい。

申請件数は、自動車メーカーが設備更新のために工場の操業を停止するこの時期に乱高下する傾向がある。ただ、生産を続ける企業もあり、季節調整のための計算モデルがうまく機能しない可能性がある。

変動はあるものの申請件数の動向は総じて雇用市場の底堅さと一致している。週ごとの変動をならし雇用情勢をより正確に反映するとされる4週移動平均は前週比3750件増の26万0250件だった。

今回の失業保険申請の統計は、5日に発表される7月の雇用統計とは調査期間が重らない。ロイターの調査によると7月の雇用統計では景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数は前月比18万人増となることが見込まれている。6月は28万7000人増加していた。米経済は停滞気味で6月の雇用拡大ペースは持続しないとみられている。

底堅い雇用市場は個人消費を押し上げており、過去3四半期の平均が年率にして1.0%増と低迷しているが国内総生産(GDP)の伸びは、今後勢いが増すとみられている。

雇用コンサルティング会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが4日発表した7月の米企業の人員削減数は4万5346人で、6月と比べて19%増えた。エネルギー部門の人員削減が796%増の1万7725人となったことが影響した。7月の米企業の削減数は2カ月連続で増えたが、前年同月比では57%減った。

ジョン・チャレンジャー最高経営責任者(CEO)は「エネルギー部門が再び雇用削減に動き出した。最近の見通しでは、原油価格上昇が見込まれていることや業界内の人手不足の可能性が出ていることからすると、やや意外な展開だった」と話した。

今年に入りエネルギー企業は9万4936人を削減している。削減数は昨年の同じ時期と比べて37%増えた。チャレンジャー氏によると、大半は原油安によるものだという。7月はコンピューター産業でも9875人の雇用が削減された。

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