June 4, 2018 / 5:00 PM / 20 days ago

米製造業受注、4月は0.8%減 輸送機器や機械落ち込む

[ワシントン 4日 ロイター] - 米商務省が4日発表した4月の製造業受注は前月比0.8%減と、市場予想の0.5%減よりも落ち込んだ。輸送機器や機械の減少が重しとなった。ただ基調としては、製造業部門は活気づいているもようだ。

3月の数字は当初発表の1.6%増から1.7%増へ上方改定された。

4月の前年同月比は8.3%増だった。

4月は前月比の数字が減少したものの、落ち込みは一時的な現象とみられる。最近の製造業関連指標は底堅い。米供給管理協会(ISM)が1日に発表した5月の製造業景気指数は上昇した。好調な新規受注指数が押し上げ要因だった。

ただ製造業企業は、鉄鋼を中心に原材料価格の上昇を指摘している。トランプ政権は3月、国内産業が海外の不当な競争にさらされているとし、鉄鋼とアルミニウムの輸入品に追加関税を適用すると発表。先週末には、課税対象をカナダとメキシコ、欧州連合(EU)からの輸入品に拡大することを決定。今後は原材料がさらに値上がりするとみられる。

そのほか、熟練労働者を見つけられないとの声も上がっている。米連邦準備理事会(FRB)が30日に公表した4月下旬から5月上旬の地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)は、製造業部門が「一段と高いギアにシフトした」とする一方、「調査先は引き続き、幅広い技能水準において適切な人材が見つかりにくいと報告した」と指摘。

米経済の約12%を占める製造業は国内外の底堅い需要が追い風となっている。

4月の製造業受注の内訳は、輸送機器が6.0%減。変動の激しい民間航空機が28.9%急減したことが重しだった。自動車は1.0%増加した。輸送機器は3月に6.9%増加していた。

機械は4月に0.7%減。機械のうち鉱業と油田・ガス田用機械が11.6%減。産業用機械は10.0%減だった。機械は3月に3.1%減少していた。

一方、4月は電機・家電が1.8%増。組立金属製品や一次金属も増えた。

受注残高は0.5%増。ここ6カ月のうち5カ月増加している。在庫は0.3%増と、緩やかに伸びた。

民間設備投資の先行指標となる資本財から国防関連と航空機を除くコア資本財は1.0%増。3月は1.0%減少していた。

国内総生産(GDP)で企業の設備投資の計算に使われるコア資本財の出荷は前月比0.9%増。速報値の0.8%増から上方改定された。3月は0.7%減だった。4月の前年同月比は8.4%増。企業の設備投資は2017年下半期に2桁台で伸びた後、トランプ政権が1兆5000億ドル規模の減税政策で法人税を35%から21%に引き下げたにもかかわらず、鈍化傾向にある。

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