November 27, 2018 / 8:14 PM / 20 days ago

新北米貿易協定、G20での調印へ調整 酪農問題が障害=関係筋

[ニューヨーク/オタワ 27日 ロイター] - 複数の関係筋によると、北米新貿易協定「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」は今週末にブエノスアイレスで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の期間中に調印する方向で調整が進んでいるが、米、カナダの間で酪農問題が依然として障害になっているもようだ。

 11月27日、北米新貿易協定「米・メキシコ・カナダ協定」は今週末にブエノスアイレスで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議の期間中に調印する方向で調整が進んでいるが、米、カナダの間で酪農問題が依然として障害になっているもようだ。写真はカナダの酪農家の搾乳牛舎で10月に撮影(2018年 ロイター/Rod Nickel)

米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は27日、トランプ大統領がG20期間中にUSMCAの調印式に出席するとの見通しを示した。

カナダのフリーランド外相は記者団に対し「11月30日の調印が目標だ。それに向けて取り組んでいる」と述べた。

カナダ政府高官は「調印を目指して引き続き作業しているが、調印を巡る議論や詳細はまだ解決していない」と話した。

当局者によると、交渉官レベルで合意した内容を官僚が精査する段階で相違が浮上することがあるという。

複数の関係筋は、カナダの供給管理制度に関して一段の情報開示を要求する米政府にカナダ政府が抵抗しているとした。同制度はカナダの酪農産業保護を目的とした生産枠や輸入関税の複雑な枠組みだ。

ある米国筋は「調整は進んでいるが、全て完了していないのは事実だ」とした上で、「酪農分野にやや懸念がある。カナダの価格決定制度を巡る透明性に問題がある」と明かした。

新協定でカナダは、2017年に新たに設けた用途別乳価分類の廃止で合意。また国内乳製品市場の輸入シェアを3.5%程度とした。こうした中、米国はカナダの供給管理制度の廃止要求を撤回した。

カナダの関係筋によると、同国政府は米国が要求している情報量に警戒感を抱いている。

米国の乳業団体である国際乳製品協会(IDFA)のプレジデント兼最高経営責任者(CEO)、マイケル・ダイクス氏は、米国はカナダの乳製品市場へのアクセスを阻害する抜け穴をふさぐため一段の透明性を求めていると指摘した。

ライトハイザー米通商代表部(USTR)からコメントは得られていない。

*内容を追加しました。

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