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米鉄鋼関税、大統領は猶予延長未決定 3─4日に対中協議=財務長官

[ワシントン 30日 ロイター] - ムニューシン米財務長官は、鉄鋼とアルミニウムに対する輸入関税の猶予措置について、トランプ大統領は5月1日の期限後も延長するかまだ決定していないと述べた。

 4月30日、ムニューシン米財務長官は、鉄鋼とアルミニウムに対する輸入関税の猶予措置について、トランプ大統領は5月1日の期限後も延長するかまだ決定していないと述べた。21日撮影(2018年 ロイター/Yuri Gripas)

5月3─4日に中国で通商問題について協議することも明らかにした。

トランプ大統領は3月に鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の関税をかける輸入制限措置を発動させたが、一部の国、地域に対しては5月1日まで発動を猶予している。

ムニューシン長官はこれについて30日に放映されたフォックス・ビジネス・ネットワークのインタビューで、「トランプ大統領はまだ何も決定していない」と述べた。

ロス米商務長官は29日に報じられたブルームバーグとのインタビューで、一部の国に対して引き続き発動を猶予すると述べており、財務長官の発言はこれと幾分矛盾する内容だ。ロス長官は具体的な国名には言及しなかった。

ムニューシン長官自身も前日、ブルームバーグのインタビューで、米政府は一部の国に対し関税措置発動の猶予を継続するとし、政府が関税措置の発動猶予と引き換えに輸入クオータ制を受け入れるよう要請したとを明らかにしていた。

ムニューシン長官はフォックスのインタビューで、5月3─4日に中国で通商問題について協議すると明らかにし、「慎重ながらも楽観視」していると述べた。

協議では、知的財産権や合弁などについて話し合うとし、「貿易や貿易不均衡の問題について非常に率直な協議をする見込みだ」と述べた。

中国による報復への懸念について質問されると、「私は懸念していない」と答え、トランプ大統領の関心は「自由で公平かつ互恵的な貿易」にあると述べた。

協議にはライトハイザー通商代表部(USTR)代表やナバロ通商製造政策局長、カドロー国家経済会議(NEC)委員長も参加する。中国側からは劉鶴副首相が出席するという。

*カテゴリーを変更し、内容を追加します。

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