[ワシントン 15日 ロイター] - トルコのアカル国防相は15日、トルコは米国の敵国ではなく、引き続き北大西洋条約機構(NATO)にコミットしているため、トルコがロシアからミサイル防衛システム「S400」を調達しても米国はトルコに対し制裁を導入することはないとの見方を示した。
アカル国防相はワシントンで開かれた米トルコ会議で、「トルコは明らかに米国の敵国ではない」とし、トルコがロシアのS400を調達しても、米国が自国の敵国に対し導入する制裁措置の対象にはならないとの考えを示した。
その上で「ロシア製ミサイル防衛システムの調達はトルコの立場が変化したことを示すものではない。トルコのNATOに対するコミットメントは不変であると強調したい」と述べた。また、S400の調達を巡る懸念に対応するために米国と技術的な会合を開く用意があると改めて表明した。
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