July 17, 2018 / 7:38 PM / a month ago

米鉱工業生産指数、6月0.6%上昇 製造業と鉱業が好調

[ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が17日発表した6月の鉱工業生産指数は0.6%上昇し、市場予想と一致した。製造業指数が大きく持ち直したほか、鉱業指数も伸び続けた。第2・四半期は経済が力強く伸びたことを示す新たな兆しと言える。

5月の数字は当初発表の0.1%低下から0.5%低下へ下方改定された。

第2・四半期の鉱工業生産指数は年率で6.0%上昇。第1・四半期の2.4%上昇から加速した。

6月の前月比の内訳は、製造業生産が0.8%上昇と、5月の1.0%低下からプラスへ転じた。自動車が7.8%上昇し、全体水準を押し上げた。5月は、自動車部品の供給業者で起きた火災によりトラックの組み立てが大きく落ち込み、自動車の生産指数が8.6%低下していた。

16日に発表された6月の小売売上高は底堅く伸びたほか、5月の数字も大幅に上方改定された。

好調な鉱工業生産と小売売上高は、最近の貿易赤字の縮小と合わせて、経済が第2・四半期に大きく加速したことを示唆する。

第2・四半期国内総生産(GDP)の予想値は最大で年率5.2%増となっている。第1・四半期GDP(2.0%増)の2倍以上のペースで伸びるとの見方だ。

米経済の約12%を占める製造業は、国内外の底堅い経済が追い風となっている。ただ、米国と主要な貿易相手国である中国やカナダ、メキシコ、欧州連合(EU)などの間に生じている貿易摩擦の緊迫化によって企業支出は抑制される可能性がある。

国際通貨基金(IMF)は16日、報復関税の応酬は世界経済の回復を妨げる危険があると警告した。米経済は自国の輸出が減ることで特に左右されやすいだろうと付け加えた。

製造業生産は第2・四半期に年率で1.9%伸びた。第1・四半期は1.7%上昇だった。6月は木材やコンピューター・電子機器、航空宇宙・その他の輸送機器が上昇した。

鉱業生産は6月に1.2%上昇。5月は2.2%上昇していた。2014年12月に付けた過去最高水準を上回った。鉱業のうち石油・ガス掘削は2.9%上昇。最近の原油高を踏まえると、今後さらに伸びる可能性が高い。鉱業生産は第2・四半期に年率で19.4%上昇。第1・四半期は11.0%上昇だった。

電力・ガスの生産は1.5%低下。5月は0.7%低下していた。

鉱工業生産が底堅く伸びる中、企業がどれだけ十分に設備を稼動しているかを示す設備稼働率は78.0と、5月の77.7から上昇した。1972年から2017年の平均値を1.8%ポイント下回る水準だ。

FRBは、物価上昇圧力が高まるまでに経済がどれだけ伸びる余地があるかを推計する上で設備稼働率に注目している。

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