May 30, 2019 / 5:17 PM / 3 months ago

第1四半期の米GDP改定値3.1%増、小幅に下方改定

[ワシントン 30日 ロイター] - 米商務省が30日発表した第1・四半期の実質国内総生産(GDP)の改定値(季節調整済み)は年率換算で前期比3.1%増と、速報値の3.2%増から小幅に下方改定された。市場予想と一致した。

2018年第4・四半期は2.2%増だった。

第1・四半期GDPの主な押し上げ要因だった在庫投資と輸出は、在庫が速報値から下方改定された一方、輸出は上方改定された。

個人消費も小幅に上方改定された。機器の設備投資は1.0%減と、速報値の0.2%増からマイナスへ改定された。住宅投資の落ち込みは速報値よりも大きかった。

貿易と在庫、政府支出を除くGDPは年率で1.3%増だった。13年第2・四半期以来の小幅な伸びだ。

米経済は、拡大が続けば7月で10年間連続で伸びたこととなる。景気拡大期間として過去最長だ。

ただ伸びは鈍化している。在庫の積み上がりを受け企業は発注を減らしており、4月は耐久財受注が落ち込んだ。4月の小売売上高も軟調だった。住宅市場も弱含みが続いている。

成長鈍化は、トランプ政権が昨年導入した大規模な減税政策と財政出動の効果が薄れていることを反映している。米中貿易摩擦も経済の打撃となっているとみられている。

アトランタ地区連銀が算出している経済見通しによると、第2・四半期が年率で1.3%増だ。

米S&P総合500種指数採用企業の利益に相当する、在庫評価・資本減耗調整を除く税引き後利益は159億ドル(0.8%)減。前期は342億ドル(1.7%)減だった。

所得面から経済活動を把握する国内総所得(GDI)は1.4%増だった。18年第4・四半期は0.5%増加していた。

経済成長をみる上でより良い手法とされるGDPとGDIの平均は2.2%増と、前期の1.3%増から加速した。

第1・四半期GDPの内訳は、輸出が4.8%増へ上方改定された。貿易の寄与度は速報値の1.03%ポイントから0.96%ポイントへ改定された。米中貿易摩擦によって貿易赤字は乱高下している。輸出業者や輸入業者は報復関税の応酬の影響を抑えるために先手を打とうとしている。

貿易摩擦は在庫にも影響している。在庫投資は1255億ドルだった。速報値の1284億ドルから下方改定された。在庫積み上がりの一因は需要の弱含みだ。自動車需要が特に弱く、製造業の重しとなっている。在庫の寄与度は0.60%ポイントと、速報値の0.65%ポイントから改定された。

米経済の3分の2以上を占める個人消費は1.3%増と、速報値の1.2%増から上方改定された。

機器の設備投資は1.0%減少し、金額ベースで16年第1・四半期以来の低水準をつけた。速報値は0.2%増だった。

政府支出は2.5%増。速報値は2.4%増だった。

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