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米第4四半期GDP改定値、1.0%増へ上方修正
2016年2月26日 / 17:11 / 2年後

米第4四半期GDP改定値、1.0%増へ上方修正

[ワシントン 26日 ロイター] - 米商務省が26日発表した昨年第4・四半期の国内総生産(GDP)改定値は、年率換算で前期比1.0%増となり、速報値の0.7%増から上方修正された。企業による在庫解消の動きが当初考えられていたほどではなかった。このことは、今年第1・四半期に跳ね返りGDPを押し下げる可能性がある。

 2月26日、昨年第4・四半期の米GDP改定値は前期比1.0%増と、速報値から上方修正された。写真はNY証券取引所の様子。昨年12月撮影。(2016年 ロイター/ Lucas Jackson)

市場は0.4%増への下方修正を予想していた。2015年第3・四半期は2.0%増、通年では2.4%増だった。

統計発表後、米株価指数の先物は一段高となった。米国債は値下がりし、ドル.DXYは主要通貨に対して上昇した。

第4・四半期の企業在庫は速報値の686億ドルから817億ドルに改定された。在庫投資の資産価値算出に関する調整を反映した。

在庫の上方修正に最も大きく貢献したのは小売業と鉱業、公益事業、建設業だった。在庫投資はGDPを0.14ポイント押し下げただけにとどまった。速報値では0.45ポイントの押し下げとされていた。

第4・四半期の在庫投資の上方改定は、今年第1・四半期の新規受注が減り、生産が抑制され続けることを意味する。

キャピタル・エコノミクスの米国担当エコノミスト、ポール・アッシュワース氏は「在庫要因による第4・四半期のGDPの押し下げ効果が弱かったことは、第1・四半期の(GDPの)回復が想定と比べて若干弱いことを意味する」と指摘。その上で「とは言っても、第1・四半期のGDP成長率は、とても健全な水準といえる年率2.5%か、それを上回ることになりそうだ。景気後退が迫っているとの懸念は後退するだろう」と話している。

原油安により油田サービスのシュルンベルジェ(SLB.N)や資源開発サービス大手ハリバートン(HAL.N)などの石油関連企業は利益が圧迫されており、設備投資の予算削減を余儀なくされている。

第4・四半期GDPの上方改定には貿易赤字が速報値と比べて減ったことも反映されている。輸入が下方修正された。貿易のGDPへの寄与度は速報値のマイナス0.47ポイントからマイナス0.25ポイントへと改定された。

機器の設備投資は速報値の2.5%減から1.8%減へと上方修正された。

GDPの3分の2以上を占める個人消費は、速報値の2.2%増から2.0%増へ下方修正された。

季節外れの暖かさで12月の冬物衣類が売れず、四半期を通して暖房の需要も少なかった。ただ1月は例年並みの冬の気温に戻り、消費には加速の兆しがある。

ガソリン価格が1ガロン当たり2ドル程度の安値にあるほか、雇用市場の引き締まりによる賃金増加、住宅価格の上昇による家計資産の押し上げ効果などにより個人消費の基礎的条件は底堅い。

住宅以外のインフラ投資は速報値の5.3%減から6.6%減へ改定された。政府支出は0.1%減で、速報値の0.7%増からマイナスに転じた。

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