April 2, 2018 / 3:26 AM / 8 months ago

アングル:米国株は地合い改善か、好調見込む企業決算で

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米株式市場の前途に不安を感じている投資家が今期待しているのは、異例の堅調さが見込まれる第1・四半期企業決算が、市場に昨年のような楽観ムードを再びもたらしてくれる展開だ。第1・四半期決算発表は今月から始まる。

 3月29日、米株式市場の前途に不安を感じている投資家が今期待しているのは、異例の堅調さが見込まれる第1・四半期企業決算が、市場に昨年のような楽観ムードを再びもたらしてくれる展開だ。NY証券取引所で撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)

ハイテク株の反落や貿易戦争への懸念が最近の市場に打撃を与えている。また今年に入ってボラティリティが急激に増大したことを踏まえると、最悪の株安局面が終わったという保証もない。

ただトムソン・ロイターのデータによると、アナリストが予想するS&P総合500種企業の第1・四半期増益率は7年ぶりの高い伸びになる。好調な決算が続けば、市場の注目はファンダメンタルズに戻る。そして株価を下支えし、9年に及ぶ強気相場が続くとの見方を裏付けてくれるだろう、とストラテジストは話す。

スレートストーン・ウェルスのチーフ投資ストラテジスト兼シニア・ポートフォリオマネジャー、ロバート・パブリク氏は、株価は大幅に値を消したので割安化が進み、良好な企業業績によって投資意欲が回復し始める可能性があるとの見方を示した。

実際、今年に入ってからの株安と今後の増益見通しにより、株価収益率(PER)は2016年終盤以来の最低水準に近づいている。トムソン・ロイターのデータに基づくと、昨年12月半ばに18.9倍だったS&P総合500種のPERは、足元で16.5倍程度まで下がっている。

米国株は2月に大きく値下がりした後、このところは米中貿易戦争に対する不安や、個人情報流出問題に見舞われたフェイスブック(FB.O)の株価急落とそれに伴う有力ハイテク株全般の売りなどが株価を圧迫してきた。

それでもシノバス・トラスト・カンパニーのシニア・ポートフォリオマネジャー、ダニエル・モーガン氏は「いったん企業決算発表シーズンが始まれば、それが主要ニュースとなり弱気心理をある程度払しょくしてくれる」とみている。

今年の企業利益の見通しは、昨年12月に法人税率を35%から21%に下げる税制改革法案が議会で成立して以来、上振れが続いている。米国以外の主要国の経済成長で、海外売上高が大きい多国籍企業の予想利益が上向いた面もある。

トムソン・ロイターのデータによると、第1・四半期のS&P総合500種企業増益率は18.5%となる見込み。年初来では6.3%ポイント切り上がっている。

UBSの米株式ストラテジスト、キース・パーカー氏は、第1・四半期利益はなお一段と増大する余地があると述べた。

(Caroline Valetkevitch記者)

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