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アングル:米株に現れた「デッドクロス」、一段安を示唆か

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米株式市場で、株価がさらに下がる予兆とされる「デッドクロス」現象が起こった。デッドクロスとは、短期と長期の移動平均が共に下がる中で、短期が長期を下回る現象。一般的に、50日と200日の移動平均線が物差しとして使われる。

 12月7日、米株式市場で、株価がさらに下がる予兆とされる「デッドクロス」現象が起こった。NY証券取引所で撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)

小型株の指数であるラッセル2000.RUTは11月14日にデッドクロスになっていたが、7日にはS&P総合500種株価指数.SPXもこれに加わった。

S&P500が前回デッドクロスとなったのは2016年1月。ビスポーク・インベストメント・グループの共同創業者ポール・ヒッキー氏の調査では、1928年以来で12回しか起こっていない。

このうち10回は、デッドクロスになった1カ月後に株価がさらに下がっていた。この間の下落率は平均1.9%。

もっとも半年後には株価が上がっていることが多く、平均上昇率は7.5%となっている。

他のテクニカル指標と同様、デッドクロスにも限界がある。大規模な下落を予見できないというのがそれで、例えば2007年から09年にかけての1年5カ月間でS&P500は半分以下に下がったが、その前にはデッドクロスが起こっていなかった。

また、デッドクロスは先行指標ではなく遅行指標に過ぎないとの見方もある。ブッチャージョゼフ・アセット・マネジメントのケン・ポルカリ氏は「相場が腰折れしてからでないとデッドクロスは起こらない。今回、相場は既に下落している」と語り、今後の市場は不安定になるが、暴落はしないとの見方を示した。

S&P500は9月20日の過去最高値から10.16%下がっている。

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