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米株安・債券高:識者はこうみる

[19日 ロイター] -

 7月19日、米国債券市場では国債利回りが急低下し、5カ月ぶりの水準を付けた一方、株式市場では主要3指数が大幅続落した。新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大で新たなロックダウン(都市封鎖)が実施され、景気回復が頓挫するとの懸念が背景とみられている。写真はニューヨーク証券取引所。3月19日撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

19日、米国債券市場では国債利回りが急低下し、5カ月ぶりの水準を付けた一方、株式市場では主要3指数が大幅続落した。新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大で新たなロックダウン(都市封鎖)が実施され、景気回復が頓挫するとの懸念が背景とみられている。

市場関係者の見方は以下のとおり。

●コロナ懸念で「リスクオフ」

<ボストン・パートナーズのグローバル市場調査ディレクター、マイケル・ムラニー氏>

きょうは当然「リスクオフ」だった。その理由の大部分は新型コロナウイルスの感染拡大だ。

リフレーション・トレードが今後どのように展開するのか、疑問が出ている。このほか、連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長とイエレン財務長官がまちまちなメッセージを発した。現在の状況は債券市場の投資家にとってかなり分かりにくいため、テーパリング(量的緩和の縮小)について誰もが同一の見解を示す必要がある。

●撤退時期、出血止まらず

<OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏>

市場は撤退時期を迎えていると見ている。安全資産への逃避だ。ただ、低金利が長期化しそうな中で、機関投資家はまだ株式のロングを取りに来る可能性があり、これが引き続き大きな支援材料となるだろう。

一方で、市場は非常に神経質な展開が続いている上、市場にはまだ膨大なフロス(細かなバブル)があるため、出血はまだ止まらないかもしれない。

●株式の強気相場は継続、売りは当然

<インベスコのチーフ国際市場ストラテジスト、クリスティーナ・フーパー氏>

株価がついに値下がりしたのは驚くべきことではない。大規模な売りが出たのは久しぶりだが、私はこれをずっと待ち望んでいた。新型コロナ変異ウイルス「デルタ株」の流行に伴いコロナへの懸念が再燃しているほか、米連邦準備理事会(FRB)もテーパリング(量的緩和の縮小)を間もなく発表するとみられる中、金融政策の正常化に向け準備を進めていることから、株価が値下がりするのは当然と言える。

しかし、だからといって慌てる必要はない。私が年央見通しで示したテールリスクのシナリオはいずれも実現していない。私は強気相場がまだ終了しておらず、一服している段階だと考える。したがって冷静さを失わず、多様性を保ち、買いの機会を探るべきだ。

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