February 2, 2018 / 5:30 AM / 7 months ago

アングル:1月の米株上昇、格言通り年間プラスもたらすか

[1日 ロイター] - ウォール街には古くから伝わる「1月の相場はその年を行方を映す」という格言がある。つまりそれに従えば、今年1月にS&P総合500種指数.SPXが約6%上昇したことで、年間でもプラスになるはずだ。

 2月1日、ウォール街には古くから伝わる「1月の相場はその年を行方を映す」という格言がある。それに従えば、今年1月にS&P総合500種指数が約6%上昇したことで、年間でもプラスになるはずだ。NY市で2016年12月撮影(2018年 ロイター/Andrew Kelly)

株式トレーダー年鑑(Stock Traders Almanac)によると、1月の相場でその年を占う「1月バロメーター」が大きく外れたのは1950年以降で9回しかない。

確かに投資家は、株式市場のリスクをいくつか挙げている。だが米税制改革に伴う増益や、経済指標で示される世界経済のしっかりした成長基調を背景に、今年の株式市場は1月の動きに追随するとの見方が依然として多い。

ステートストーン・ウェルス(ニューヨーク)のチーフ投資ストラテジスト、ロバート・パブリク氏は米国株に「なお一段の上昇余地がある」と主張。年末時点のS&P総合500種について、途中で調整があるとしても、現行水準より7%高い3040に上昇すると予想している。

パブリク氏は「株価を後押しする税制改革がある上に、消費者は自信を示し、設備投資も増えてきた。製造業は拡大して世界経済は改善している。調整は一時的にとどまるだろう」と述べた。

しかしキングスビュー・アセット・マネジメント(シカゴ)のポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏は、S&P総合500種のトータルリターンが12カ月連続でプラスとなったことを受け、「さらに株価が上がり続ける」とはみていない。

同氏は「利上げに直面し、税制改革が企業利益に効果を及ぼしそうになっている今、市場は次の材料を探している。それが失望を誘うかもしれない。今年上半期は申し分なく推移しても、下半期は利上げの影響が出始めるとともに、中間選挙を巡る懸念が市場を圧迫するため、厳しさを増す可能性がある」と語った。

株式トレーダー年鑑は、過去には大きな外部要因が1月バロメーターの結果を歪めたと指摘。具体的な事例として、1966年と68年のベトナム戦争や2001年9月11日の米中枢同時テロ、2003年のイラク戦争などを挙げた。

S&P総合500種は1982年と2009年の1月に下落したが、通年ではいずれも上昇した。1982年8月には強気相場が開始、現在の強気相場は2009年3月に始まった。

一方、LPLフィナンシャルのシニア市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は1月バロメーターについて、実績面では優れているが完璧ではないとくぎを刺す。「非常に興味深いのは、1月の上昇率が5%を上回った年は、残る11カ月は一段と強含む展開になっていることだ」という。

同氏は、1月に5%超値上がりした年に全体でマイナスになった例はなかったとしながらも、「一本調子の上昇ではなかった」と説明した。

(Sinéad Carew記者)

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