July 28, 2019 / 10:23 PM / 2 months ago

パウエルFRB議長の会見次第で大荒れの展開も=今週の米株市場

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は今週、過去10年余りで初の利下げに踏み切ると予想されているが、パウエル議長の会見の内容次第では、米国株式市場は大荒れの展開になるかもしれない。

 7月26日、米連邦準備理事会(FRB)は29日からの週に過去10年余りで初の利下げに踏み切ると予想されているが、パウエル議長の会見の内容次第では、米国株式市場は大荒れの展開になるかもしれない。ニューヨーク証券取引所で25日撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

投資家は、FRBが7月30─31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を25ベーシスポイント(bp)引き下げ2.00─2.25%とする可能性が高いと予想している。ただしこれが、2007年9月以来初の本格的な利下げサイクルの始まりとなるのか、むしろ限定的な「保険としての」利下げにとどまるのかは、はっきりしていない。

過去の事例からみて、S&P総合500種指数.SPXは利下げサイクル開始後数カ月は、上昇する傾向にある。

ただ、利下げ期待を背景に既に年初来20%上昇していることを踏まえると、25bpの利下げでは、一段の株高もしくは今年の上昇分の維持には十分ではないかもしれない。市場は、パウエル議長の経済認識や、追加利下げの可能性を巡るヒントを注視することになるだろう。

キングスビュー・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏は「投資家は議長の一言一句を精査するだろう。株式市場は会見の間中、大きく振れる可能性がある」と指摘した。

市場参加者の多くは、パウエル議長が追加利下げのシグナルを送るかどうかに注目している。TDアメリトレードのチーフ市場ストラテジスト、JJキナハン氏は、パウエル議長がもし、次の措置は経済指標次第だと発言すれば、将来の利下げに対してオープンであることを示唆しているかもしれない、と語る。一方、経済情勢の進展についてもコメントすれば、緩和期待が削がれる可能性があるという。

キナハン氏は「議長の発言内容や、その解釈次第で失望感が広がりかねない。すべての言葉が完璧である必要がある。非常に難しい状況だ」と述べた。

米商務省が26日発表した第2・四半期の実質国内総生産(GDP)の速報値(季節調整済み)が年率換算で前期比2.1%増と、予想を上回ったことで、現時点では本格的な利下げサイクル入りは正当化されないとの見方が強まるかもしれない。

プルデンシャル・フィナンシャルのチーフ市場ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は、投資家が注視しているのは、パウエル議長が通商問題に伴う「逆流」に再び言及し、景気拡大の維持に向けてできることはなんでもすると表明するかどうか、という点だと話す。

クロスビー氏は、こうした発言があったとしても「FOMC後に市場は一服し、次の材料を待つムードになるだろう」と指摘した。同氏は、次の大きな材料は米中通商合意の有無との見方を示している。

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