May 12, 2019 / 10:22 PM / 2 months ago

貿易摩擦激化で急落リスクも=今週の米株式市場

 5月10日、米株式市場では、バリュエーションが高まる中、貿易摩擦の激化を背景に10日までの週にみられたような急落のリスクが高まっている。2018年9月撮影(2019年 ロイター/Yuri Gripas)

[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米株式市場では、バリュエーションが高まる中、貿易摩擦の激化を背景に10日までの週にみられたような急落のリスクが高まっている。

予想株価収益率(PER)に基づくS&P総合500種.SPXのバリュエーションは最近、昨年9月以来最も割高な水準を付けた。S&Pは昨年9月20日にピークを打ち、その後の3カ月間に20%超下落した。

リフィニティブの過去30年以上にわたるデータによると、S&Pの予想PERは最近17倍となり、バリュエーションは歴史的平均と比べ約13%割高な水準を記録した。

ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は「そのような水準に達すれば常に脆弱さは増す」と指摘。「市場はマイナスの展開が新たに生じた際に影響を受けやすくなる。今週みられた状況もそうした動きだ」と語った。

S&P総合500種は最近、過去最高値を付けていたが、トランプ米大統領が5日、2000億ドル相当の中国製品への関税引き上げを表明したことで米中貿易摩擦激化への懸念が広がった。

ただ米株市場は、債券利回りが比較的低水準となっていることや連邦準備理事会(FRB)の金利に対するハト派的な見通しによって昨年よりも支援されるとみられる。

米10年債利回りUS10YT=RRは昨年11月に3.2%を上回ったが、現在は2.46%と、株式と比べて投資妙味は薄れている。

またFRBはこれまでに政策金利の調整を急がない姿勢を示している。昨年12月には2019年の追加利上げを見込んでいた。

ホライゾン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は「(昨年との)大きな違いはFRBの方向転換だ」と指摘。「低金利環境が続くとすれば、株式以外に利益を得る手段がないことから株への需要が高まり、バリュエーションも高まる可能性がある」との見方を示した。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below