October 26, 2018 / 6:47 AM / 25 days ago

アングル:米株急落、それでもVIXが反応薄な理由

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国株が24日に急落した局面で、投資家の不安心理の度合いを示すボラティリティー・インデックス(VIX、別名恐怖指数)はあまり反応しなかった。専門家によると、既にヘッジが相当進んでいたことなどがその理由のようだ。

 10月24日、米国株が急落した局面で、投資家の不安心理の度合いを示すボラティリティー・インデックス(VIX、別名恐怖指数)はあまり反応しなかった。写真は2009年、ニューヨーク証券取引所で撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)

S&P総合500種の同日の下落率は3%に達したものの、VIXは4.5ポイントの上昇にとどまった。

スパイダーロック・アドバイザーズのエリック・メッツ最高投資責任者は「VIXの上昇幅は想定されていたほどではなかった」と指摘した。

過去10年を見ても、株価急落に対するVIXの感応度がこれほど小さかったのは異例だ。例えば2015年8月24日にS&P総合500種が約4%下げた際には、VIXは13ポイント近く跳ね上がった。また10年5月20日にS&Pが3.9%下落したことを受け、VIXは10.5ポイント上昇している。

S&Pが3─4%下がった場合のVIXの平均的な上昇幅は6ポイントだった。

メッツ氏は、投資家が十分ヘッジしていたことで説明がつくかもしれないと話す。

トレードアラートのデータでは、S&P総合500種のオプションは、プット(売る権利)とコール(買う権利)の未決済残高の比率がほぼ2対1で、今年2月に市場が大きく動揺した時点以来で最も「守りの堅い」状況となっている。

メッツ氏は「市場参加者が今回の株安前に相応のヘッジを組んでいたとすれば、株安が起きてから動く必要性は薄れる」と説明した。

またウィーデンの株式デリバティブ戦略責任者マイケル・パーブス氏は、最近の米国債に対する力強い買い需要も、VIXが落ち着いていた理由ではないかとの見方を示した。

24日に10年債は買われ、利回りは3週間ぶりの低水準になった。

今月に入って一時は株式と米国債がともに売られる事態になり、ポートフォリオを分散化する前提条件として株価と米国債相場の逆相関関係を想定していた投資家は狼狽した。

だが24日には、株が下がれば米国債相場が値上がりする従来の関係が復活したため、投資家がパニックに陥ってVIXが上昇する根拠が弱まった、とパーブス氏はみている。

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