February 9, 2018 / 10:54 PM / 11 days ago

米株は上昇、最悪期は脱したか:識者はこうみる

[9日 ロイター] - 米国株式市場では主要3指数がそろって約1%上昇して終了した。今週は株式相場は大きく揺れ動いたが、上昇して週を終えたことで、市場に一定の安心感が広がっている。

市場関係者の見方は以下の通り。

●最悪期は去った

<BNPパリバ(ニューヨーク)の株式・デリバティブ戦略部門責任者、アナンド・オムプラカシュ氏>

ボラティリティーと不確実性が払しょくされていないということだ。現時点でのバリュエーションがかなり理に適うとの理由で株式市場に資金を投入しようと考えている機関投資家が存在している。こうした機関投資家はバリュエーションが比較的魅力的となっていることから、参入に最適の時期を推し量ろうとしている。

こうした種類の相場の振れは正常化に時間がかかるが、個人的には最悪期は去ったと考えている。

2月9日、米国株式市場では主要3指数がそろって約1%上昇して終了した。今週は株式相場は大きく揺れ動いたが、上昇して週を終えたことで、市場に一定の安心感が広がっている。市場関係者からは最悪期は去ったなどとの見方を示している。写真は同日、ニューヨーク証券取引所で(2018年 ロイター/Andrew Kelly)

●ファンダンメンタルズを完全に無視

<コロンビア・スレッドニードル・インベストメンツ(ボストン)のシニアポートフォリオ・マネジャー、アンウィティ・バフグナ氏>

相場が上向き始めた時、特にファンダメンタルズ(基礎的条件)に関するニュースは見当たらなかった。

市場はファンダメンタルズを完全に無視している。ボラティリティーは非常に高くなっており、売りを出すにも買いを入れるにも、さまざまなテクニカルな理由が存在している。日々の動き、さらには時間ごとの動きの観点では興味深いが、長期見通しに影響を与えるものではない。米経済のファンダメンタルズは良好にみえる。

長期的に見れば、単なる一時的な急落に過ぎない。何か注目するに値することを挙げるとすると、成長見通しだけでなく、成長見通しの結果としてのインフレの枠組みにも留意する必要があるとのメッセージを市場が発しているということだ。米経済は完全雇用の達成に近づいており、成長余地は狭まっている可能性がある。

●ボラティリティー確実に存在、対処で意見食い違う

<オークブルック・インベストメンツのヘッドトレーダー、ギリ・チェルクリ氏>

間違いなくボラティリティーがみられる。以前は短期間下げた後、通常水準に戻していた。今週は、確かに一定のボラティリティーが見られ、対処方法を巡って実際に意見が食い違った。景気や企業決算が良好なのと、金利が上昇しインフレも加速するという状況には根本的な違いがあり、どちらが優勢となるかがなお問題だ。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below