[東京 23日 ロイター] - 麻生太郎財務相は23日の閣議後会見で、トランプ米大統領が中国の知的財産権侵害への関税制裁措置を打ち出したことに関し、「米国の動向を注視する」との考えを示した。その上で、知的財産保護の強化については「日本としても重要性は十分理解している」と述べた。
トランプ大統領は、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を解任することも決定。米国株式市場のダウ工業株30種平均が前日比724.42ドル安となったほか、外国為替市場では2016年11月以来となる1ドル104円台後半まで円高が進んだ。
一方、27日に衆参予算委で行われる佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問を巡っては、「今回の証人喚問を通じて全容解明につながることを期待している」との認識を示した。
梅川崇
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