for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

米9月貿易赤字408億ドル 7カ月ぶり低水準、輸出持ち直し

[ワシントン 4日 ロイター] - 米商務省が4日発表した9月の貿易収支の赤字額は前月比15.0%減の408億ドルで、今年2月以来7カ月ぶりの少なさだった。市場は411億ドルの赤字を予想していた。

 11月4日、9月の米貿易赤字は前月比15.0%減の408億ドルで7カ月ぶりの少なさだった。写真はロサンゼルス港に集まるコンテナ貨物。2014年10月撮影。(2015年 ロイター/Bob Riha Jr)

輸出が持ち直しており、このところ続いてきたドル高の悪影響は最悪期を過ぎたことを示唆している。原油安に伴って輸入額が減ったことも貿易赤字の減少につながった。

貿易赤字は8月には拡大していたが、減少に転じた。8月の貿易赤字は当初発表の483億ドルから480億ドルに、わずかながら減額修正された。

インフレ調整後の9月の貿易赤字は572億ドルで、こちらも8月の630億ドルから大きく減少した。

米国の第3・四半期の国内総生産(GDP)は年率1.5%の成長を示したが、貿易のGDPに対する影響は中立的だった。 第2・四半期の堅調な3.9%成長からの減速は、在庫投資の積み増しペースが落ちたことと、エネルギー関連企業で続く投資削減の動きを主に反映している。

ドルは2014年の6月以降、米国の主要貿易相手国の通貨に対して16.8%値上がりしており、輸出の伸びを抑えてきた。世界的な需要の弱含みも輸出を抑制した。

9月の輸出は1.6%増の1879億ドルだった。サービスの輸出は過去最高を記録。資本財や自動車の輸出も増加した。一方、産業用資材や原料の輸出は10年10月以来の低い水準となった。

カナダや欧州連合(EU)、中国向けの輸出は伸びた。日本向けは13.8%減少し、10年4月以来のレベルに落ち込んだ。

輸入は1.8%減の2287億ドルで、今年2月以来の少なさだった。8月は米アップルの携帯電話「iPhone(アイフォーン)」の新モデルの輸入が全体水準を押し上げていた。

産業用資材や原料の輸入は09年8月以来の低い水準だった。国内のエネルギー生産の増加や原油価格の下落を反映して、石油輸入は04年5月以来の少なさとなった。 

9月の原油価格は平均で42.72ドルで、8月の49.33ドルや、1年前の92.52ドルと比べて値下がりしている。

9月の中国からの輸入は過去最高額となり、政治的に問題となることが多い対中貿易赤字は前月比3.8%増の363億ドルと、過去最大となった。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up