April 12, 2019 / 5:56 AM / 2 months ago

米ウーバー、料理宅配事業は収入急増でも課題に直面=IPO申請書

[ロサンゼルス 11日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズIPO-UBER.Nが11日開示した新規株式公開(IPO)申請書類によると、料理宅配サービス「ウーバーイーツ」は事業開始からたったの3年で売上高が15億ドルまで増えており、競合する上場企業グラブハブ(GRUB.N)をしのぐ。

 4月11日、米配車大手ウーバー・テクノロジーズが開示した新規株式公開(IPO)申請書類によると、料理宅配サービス「ウーバーイーツ」は事業開始からたったの3年で売上高が15億ドルまで増えており、競合する上場企業グラブハブをしのぐ。写真はカリフォルニア州レドンドビーチで3月撮影(2019年 ロイター/Lucy Nicholson)

ウーバーはまた、同事業が直面する課題についても説明。「ウーバー・イーツの宅配ドライバーへのこれまでの累積支払い額は消費者から受け取った累積宅配手数料を上回っている」としている。

ネットで注文を受ける料理宅配サービスの市場は競争が激化しており、ウーバー・イーツのほか、競合するドアダッシュとポストメイツは最大のシェアを目指して値引きや特典を打ち出している。米投資会社ウィリアム・ブレアは同市場の取扱高は現在の250億ドル程度から2022年に620億ドルに拡大すると予想する。

ウーバーによると、取扱高に手数料が占める「取り分」比率は10%に低下。米国やインドといった競争が激しい市場で取扱高が多いレストランに対する手数料を引き下げたことが低下につながった。

ウェドブッシュのアナリスト、イゴール・アロウニアン氏は「取り分比率は低下ではなく上昇することが求められている」と述べ、主要な提携先としてマクドナルド(MCD.N)の名前を挙げた。

調査会社エディソン・トレンズは、ウーバー・イーツは米国の競合他社よりも多くの宅配を手掛けているが、取引ごとの金額は26.20ドルと最低水準だと分析した。

ベンチャーキャピタルやプライベート・エクイティー会社に助言するJカーブ・アドバイザーズの最高経営責任者(CEO)、ジェシー・レイエス氏は「消費者は便利さを追求する一方で依然として価格にかなり敏感だ」と指摘する。このため、値上げは選択肢にはならないようだ。

同業界にとってグラブハブは黒字化の道筋を示した好例だ。

同社は2014年のIPOの前にライバル社のシームレスと合併。それ以降にも複数の買収を行っている。2018年決算は7850万ドルの純利益と黒字だった。

グラブハブの米国の提携レストランが支払う手数料は取扱高の平均20%を占めている。

同社はまた、ファストフードチェーンのKFC、タコベル、ピザハットを運営するヤム・ブランズ(YUM.N)と独占契約を結んだ。

専門家らは、料理宅配サービス各社が他社との差別化を狙う中、さらなる業界再編や撤退が起きると予想する。

ウェドブッシュのアロウニアン氏は「この業界はまだ立ち上がって間もない。今後数年で大幅に再編されるだろう」とした。

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