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再送:米大統領選、ペイリン副大統領候補の適性を疑問視する声も

 [ボストン 29日 ロイター] 共和党の副大統領候補であるサラ・ペイリン・アラスカ州知事の存在が、同党が大統領選挙で勝利するためのリスクとなりつつある。ペイリン候補はこのところ、コメディアンに物まねをされてからかわれたり、インタビューで動揺を見せたりしている。

 9月29日、米大統領選ではペイリン共和党副大統領候補の適性を疑問視する声も出ている。写真は18日、アイオワ州で演説するペイリン氏(2008年 ロイター/Stephen Mally)

 米ニューズウィーク誌が「ペイリンは準備ができているか」という見出しの記事を掲載するなど、今週は、ペイリン候補の副大統領としての適性を問う声が、各方面で強まった。

 同誌の国際エディター、ファリード・ザカリア氏は、記事の中で「サラ・ペイリンは全く副大統領に適していない」と断じ、「彼女は積極的でカリスマ性もあり、アラスカ州では良くやったが、これまで国内外の重要な問題について考えたことがない」と指摘した。

 11月4日の大統領選挙本選まで6週間を切り、マケイン候補とオバマ候補による激戦が続く中で、こうした記事は痛烈な批判報道の一つと片付けられるかもしれない。しかし、米国主要メディアとのインタビューを機に、メディア対応力などに疑問の声が上がったのを受けて、ペイリン候補には民主党、共和党の双方から批判の嵐が起こっている。

 平凡で信頼できる44歳の「ホッケーマム」という同候補のイメージは先月、白人女性の間でマケイン候補への支持率を押し上げた。それが今では、一部では新米政治家やジョークの的という喜ばしくないイメージにも変わってしまった。

 米人気コメディ番組サタデー・ナイト・ライブは、州知事の仕事で外交経験を積んだというペイリン候補の言葉を取り上げ、それはアラスカがロシアに地理的に近いからだとからかった。人気トークショーの司会者、デビッド・レターマンは、同候補が国連で各国指導者と面会したことを「娘を仕事場に連れて行く日」のようだったと笑った。

 こうしたことを受けて、ニューヨーク・タイムズ紙の保守派コラムニスト、デビッド・ブルックス氏も、ペイリン候補が副大統領に立候補していることを「恥ずかしい」と評した。

 しかし、政治アナリストらは、ペイリン候補が悪評にも関わらず、大統領選のキャンペーンにおいて力強い存在であり続けると指摘。同候補には、キリスト教系支持者やその他の保守系共和党支持者の票を集める力があるとみている。

 2日に迫ったバイデン候補との討論会に対する期待は、今やかなり低くなっている。しかし、それによってペイリン候補の見栄えがよくなる可能性もあるという声も出ている。

*本文の内容を一部修正して再送します。

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