[ワシントン 18日 ロイター] - 米国務省は18日、アフガニスタン特使のザルメイ・ハリルザド氏が辞任すると発表した。
ブリンケン国務長官が声明で明らかにしたところによると、後任にはハリルザド氏の次官のトム・ウエスト氏が就く。ブリンケン長官は、ウエスト氏はアフガンにおける米国の利害を巡ってドーハにある米大使館と緊密に連携するとしている。
事情に詳しいある関係筋が匿名を条件に述べたところでは、ハリルザド氏は15日に辞表を提出したという。
アフガン生まれのハリルザド氏は2018年に特使に就任。イスラム主義組織タリバンとの交渉を主導し、20年2月に和平合意を実現させた。
今月上旬には、アフガンからの米軍撤退後初めて米政権とタリバンとの正式な協議がドーハで開かれたが、ハリルザド氏は出席していなかった。
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