[ニューヨーク 8日 ロイター] - 8日付の米金融専門紙バロンズは、米グーグルの持ち株会社アルファベット(GOOGL.O)について、今後3年間にわたり年15─20%の増益が見込まれ、投資家は同社の成長見通しと企業価値を過小評価しているとの見方を示した。
アルファベットの株価は2018年の業績予想に基づく株価収益率(PER)が25倍となる約42ドルで推移し、割安だと指摘。売上高は1110億ドルと巨額で、成長は際立っているとした。
収入の86%超を検索連動型広告が占め、この分野はオンライン広告費の増大に伴って引き続き拡大が見込まれるとした。
またアルファベットはプライバシー情報への対応でフェイスブック(FB.O)に対して優位に立ち、成長見通しはアップル(AAPL.O)を上回る一方、バリュエーションはマイクロソフト(MSFT.O)より低く、PERはアマゾン(AMZN.O)に比べてかなり小さいと分析。これらハイテク大型株の中で強力な銘柄だとした。