[22日 ロイター] - 米アップルの元エンジニアで、企業秘密窃盗の罪に問われている張暁浪被告が22日、司法取引に応じ、罪状を認めた。
検察当局によると、同被告は中国の自動運転車スタートアップ企業で働く意思を明らかにし、出発直前の中国行き便を予約後にアップルの自動運転用回路基板計画に関するデータをダウンロード。サンノゼ空港で保安検査場を通過後に身柄を拘束された。
同被告は当初、無罪を主張していた。司法取引が成立し、判決は11月に下される予定だ。
アップル退社後の2018年に同被告が入社した中国の電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車(シャオペン)は23日、この問題に関してアップルと争いはなく、いかなる形でも事件に関与していないと主張した。
同様に起訴された別の元アップルエンジニアは無罪を主張しており、29日に審理が予定されている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」