[ワシントン 26日 ロイター] - 米ホワイトハウスは26日、同国が主導する新たな経済連携「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」にフィジーが加わったと発表した。太平洋の島しょ国が参加するのは初めて。
中国の王毅外相は26日から10日間の日程で、中国が外交関係を持つ太平洋島しょ国8カ国を歴訪しており。フィジーも含まれる。
来週に王外相主催で会議を開催し、安全保障と貿易に関して島しょ国10カ国による合意をまとめたい考え。
バイデン米大統領は今週、就任後初めて日韓を訪問し、IPEFを正式に立ち上げた。中国は含まれておらず、フィジーを入れて参加国は14カ国となった。
サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は声明で「地域を超えて、われわは自由で開かれ、繁栄したインド太平洋地域に関与する決意で足並みをそろえている」と表明。
バイデン政権の高官はフィジーが加わったことで、インド太平洋地域の多様性が全面的にIPEFに反映されたと述べた。
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