[ソウル 8日 ロイター] - 日米韓3カ国は8日、ソウルで外務次官協議を開き、北朝鮮による最近のミサイル発射実験は「深刻で不法な」挑発行為との認識を示した上で、対話に戻り、新型コロナウイルスを巡る支援を受け入れるよう北朝鮮に求めた。
共同声明は、国際的な制裁に従い、「緊張をエスカレートさせたり、地域を不安定にしたりする」行動を直ちにやめるよう北朝鮮に要求した。
3カ国の外務次官協議は昨年11月以来。5月に韓国の尹錫悦政権が発足してから初となる。韓国の趙賢東外務第1次官、米国のシャーマン国務副長官、日本の森健良外務事務次官が出席した。
日本の外務事務次官の訪韓は2017年以来となる。
日米韓はまた、北朝鮮の脅威を抑えるため3カ国間の安全保障協力強化を約束。シャーマン氏は「拡大抑止」を含む米国の防衛上のコミットメントを再確認した。
同氏は共同記者会見で、「米国は引き続き、前提条件なしに北朝鮮と会談する用意がある。北朝鮮に対する潜在的意図はないと改めて強調する」と述べた。
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