March 2, 2018 / 12:51 AM / 7 months ago

米自動車販売、2月は前年比減 ピックアップが予想外に不振

[デトロイト 1日 ロイター] - 自動車大手各社の2月の米新車販売は前年同月を下回った。消費者の自動車需要が冷え込み続ける中、クロスオーバーモデルやスポーツ用多目的車(SUV)の売り上げが好調だった一方、ピックアップトラックの販売が予想外に振るわなかった。この結果を受け、米株市場では自動車株が売られた。

 3月1日、自動車大手各社の2月の米新車販売は前年同月を下回った。消費者の自動車需要が冷え込み続ける中、クロスオーバーモデルやスポーツ用多目的車(SUV)の売り上げが好調だった一方、ピックアップトラックの販売が予想外に振るわなかった。写真は販売される新車。カリフォルニア州で昨年10月撮影(2018年 ロイター/Stephen Lam)

調査会社オートデータによると、2月の米自動車販売は季節調整済みの年率で1708万台。前年同期の1745万台から2%超減少した。ロイターがまとめたアナリスト予想は同1720万台だった。

USAAアセット・マネジメントの株式部門責任者、ジョン・トゥーヒー氏は「トラックは利益率の高い車種。さまざまな観点から、2月のデータは失望する内容だった」と指摘。「この状況が続く場合、利益率への向かい風となる」と述べた。

メーカー別でみると、米ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)の2月販売は全体で前年比6.9%減。

消費者向けは10%減少した。昨年2月は特に好調だったという。一方、利益率の低い、政府機関やレンタカー向けフリート販売は7%伸びた。

クロスオーバーとSUVの販売は堅調。ただ、ピックアップトラックの「シルバラード」、「シエラ」モデルは前年比で大幅に減少した。

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)(FCHA.MI)(FCAU.N)の販売は1%減。「ジープ」ブランドは12%増、ピックアップの「ラム」ブランドは14%減少した。

FCAは利益率の低いフリート販売を縮小し、利益率の高い消費者向けに力を入れる戦略を進めている。

米フォード・モーター(F.N)の販売は6.9%減少。リテール向けが8.5%落ち込んだ。

GMやFCAと異なり、フォードのピックアップトラックの販売は1.2%増。人気の「Fシリーズ」の販売は10カ月連続で増加した。

GMもFCAも新たなピックアップモデルを年内に発売する。

USAAアセット・マネジメントのトゥーヒー氏は「消費者は次世代モデルの発売に向けて買い控えているというのが楽観論。ピックアップトラックの販売が好調だった時期は終わったというのが悲観論。おそらくこの両方があてはまる」と語った。

2017年の米自動車販売は2%減の1723万台。18年は堅調な経済にもかかわらず、新車販売が一段と落ち込むと予想されている。

過去のデータを見ると、2月は販売が低調となる傾向がある。

GMのチーフエコノミストは、消費者は米国の税制改革の恩恵を完全には実感していないとし、減税効果が確認されれば、消費が上向くとの見方を示した。

日産自動車(7201.T)の米国販売責任者も同様の見方を示したほか、2月の中古車販売が好調だったことは、金利上昇に対する消費者の懸念を反映している可能性があると指摘した。

日産の2月の自動車販売は4%減。ピックアップトラックやSUV、クロスオーバーは9%増えた。

ホンダ(7267.T)の販売は5%減った。

トヨタ自動車(7203.T)の販売は4.5%増と、業界全体の減少傾向に逆行した。ピックアップトラックやSUVの販売が10.3%増え、乗用車販売の2.6%減を補った。

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