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米当局、ガソリン車より重いEVの安全性に懸念表明

米運輸安全委員会(NTSB)のジェニファー・ホメンディ委員長は11日、車体重量がより重い電気自動車(EV)が道路利用者の重傷および死亡リスクを高めていると懸念を表明した。写真はフォードのF-150ライトニング。米ミシガン州で昨年8月撮影。(2023年 ロイター/Rebecca Cook)

[ワシントン 11日 ロイター] - 米運輸安全委員会(NTSB)のジェニファー・ホメンディ委員長は11日、車体重量がより重い電気自動車(EV)が道路利用者の重傷および死亡リスクを高めていると懸念を表明した。

ゼネラル・モーターズ(GM)の「GMCハマー」EV版の重量が9000ポンド(約4000キロ)強とガソリン車の約6000ポンドを上回っていることや、フォードの「Fー150ライトニング」EV版が非EV版より2000─3000ポンド重いことを例に挙げた。

重量の増加は「全ての道路利用者の安全に大きな影響を与える」とし、道路上の事故による死者数を増やすという「意図しない結果を生じさせないように注意する必要がある」と述べた。

GMは自社車両は「適用可能な全ての自動車安全基準を満たすかそれを超えるように設計されている」と強調した。フォードはコメントを控えた。

米環境保護局(EPA)の統計によると、2021年の新車平均重量は過去最高の4289ポンドとなり、22年も記録更新が予想されている。米国の交通事故死者数は21年に10.5%増加。22年1─9月はわずかに減少したが、依然として高水準にある。

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