[13日 ロイター] - 全米自動車ディーラー協会(NADA)は13日、来年の米新車販売が減少するとの見通しを示した。
金利や物価の上昇で消費者が車の購入を先送りする可能性があるという。
来年の新車販売の予想は1680万台。2014年以降で初めて1700万台を下回る見通しという。
NADAのウェス・ラッツ会長は「インセンティブ(販売奨励金)の減少が続き、金利が上昇すれば、月々の支払いが増え、消費者にとてつもなく大きな圧力がかかる」と表明。「今後の金利水準が重要な要素になる」と述べた。
今年の自動車販売は、トランプ大統領の税制改革で消費者の可処分所得が増えたことが寄与したが、NADAのシニアエコノミスト、パトリック・マンツィ氏は「来年はそのようなことはない。これが新車販売が若干落ち込む主因の1つだ」と述べた。
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