January 3, 2019 / 8:31 PM / 14 days ago

米自動車販売台数、12月は減少 19年は強気の見方

[デトロイト 3日 ロイター] - 主要自動車メーカー各社が公表した12月の米自動車販売台数は減少した。2019年は利上げによって自動車購入意欲が削がれるとみられているが、自動車各社は強気の見方を示している。

 1月3日、主要自動車メーカー各社が公表した12月の米自動車販売台数は減少した。写真は2013年5月撮影(2019年 ロイター/Gary Cameron)

フォードの首席エコノミスト、エミリー・コリンスキ・モリス氏は電話会見で「足元の市場の混乱にもかかわらず、手元のデータは経済が新年に向けて強固な足場を維持していることを示唆している」と指摘。消費者は市場の変動よりも堅調な雇用や所得環境に注目しているとの見方を示した。

一方、コックス・オートモーティブのアナリスト、マイケル・クレブス氏は米税制改革が2018年の販売を押し上げたと言及。また利上げに対する警戒感やトランプ政権による関税懸念が消費者の自動車取得を後押ししたと述べた。

フォード(F.N)の12月販売台数は8.8%減。セダンの減少に加え、売れ筋のピックアップトラック「Fシリーズ」が1.8%減、SUV(スポーツタイプ多目的車)が4.4%減となった。

フォードの米国販売責任者マーク・ラネーブ氏は、12月の1台当たりの取引価格が1600ドル値上がりし3万8400ドルになったと述べた。消費者がセダンからSUVやピックアップトラックにシフトしたという。

幹部らによるとフォードは、昨春に月次ベースの発表を止めたゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)のように、今後は四半期ごとの発表に切り替える。月次では市場の状況を正確に反映できないという。

GMが3日発表した第4・四半期の販売台数は2.7%減。「シボレー」「キャデラック」「ビュイック」ブランドが減少した。

また「シボレー・サバーバン」「キャデラック・エスカレード」「GMC・ユーコン」など人気がある大型車の一角も減少。新モデルに刷新したピックアップトラック「シルバラード」もわずかに減少した。

GMは2018年の業界全体の新規自動車販売台数が1730万台に達し、17年をわずかに上回ると予想した。

GMの米販売担当副社長カート・マクニール氏は発表文で、「2019年はピックアップトラックに対して非常に強気な見方を持っている」と言及。「米経済が強固な上、19年はトラックやクロスオーバー車を発売するため自信がある」と述べた。

トヨタ自動車(7203.T)の12月販売台数は前年同月比0.9%減。セダンが16.5%減。そのうち主力の「カムリ」は32.9%減となった。SUVやピックアップトラックは堅調だった。

フィアット・クライスラー(FCA)(FCHA.MI)(FCAU.N)は全体の流れに逆行し、12月の販売台数は14%増加。「ジープ」ブランドが10%増、「ラム」ブランドが37%増となった。「ラム」のピックアップトラックは34%増だった。

FCAの米販売責任者リード・ビッグランド氏は発表文で「今年は、米国の消費者に対し『ジープ』ブランドや『ラム』のピックアップトラックをさらに提供するために実施した生産の再編成が寄与した」と述べた上で、「2019年も堅調な販売が続くとみている」とした。

日産自動車(7201.T)の販売台数は7.6%増。乗用車の減少をトラックやSUVの堅調な売り上げが相殺した。ただ日産自の通年の販売台数は前年比6.2%減だった。

コックス・オートモーティブは2019年の販売台数について1680万台になると予想。今年は2回の利上げが見込まれており、「現時点で金利上昇が最大のリスクになる」(クレブス氏)とした。

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