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米議員が2連邦機関の対応を非難、5G干渉問題で下院小委公聴会

 米下院運輸・インフラ委員会の小委員会は3日、連邦航空局(FAA)のディクソン長官(写真)を招いた公聴会を開催した。写真は2020年2月撮影(2022年 ロイター/Peter Nicholls)

[ワシントン 3日 ロイター] - 米下院運輸・インフラ委員会の小委員会は3日、連邦航空局(FAA)のディクソン長官を招いた公聴会を開催した。議員らはCバンド周波数帯の高速通信規格「5G」サービスが航空機の運航に影響を及ぼす問題を巡り、航空業界と無線通信業界のあつれきを土壇場まで回避できなかったとして、FAAを含む2連邦機関を非難。同長官は「国としてもっとうまくやる必要がある」と認めた。

議員らはFAAと連邦通信委員会(FCC)への不満を口にし、なぜもっと早くにあつれきを解決できなかったのかとただした。FCCのローゼンウォーセル委員長は公聴会に招かれていたが、スケジュールが合わないとの理由で欠席した。

同小委の共和党トップであるギャレット・グレイブス議員は、FAAとFCCが「お互いにチキンレースをした結果、航空の安全を脅かすことになってしまった。航空便もキャンセルされ、恥ずかしいことだ」と述べた。

通信大手AT&Tとベライゾンは1月、5G移動体通信の新サービスについて、航空業界への影響に配慮して主要空港周辺での運用の一時延期に合意。Cバンド5Gと呼ばれる同サービスを巡っては、航空管制の妨げになる可能性があるとして延期を求める声が上がっていた。主要空港周辺以外の地域では予定通り同月19日に運用を開始した。

ディクソン長官は、将来的にさらなる電波の問題が発生するため、連邦機関はこのような問題での連携を改善する必要があると証言。航空業界と無線通信業界の間で本格的なやり取りが始まったのは12月下旬になってからだとし、「全ての鍵となるのは早期かつ非常に透明性の高いデータ交換だ」と述べた。

運輸・インフラ委員会のピーター・デファジオ委員長(民主党)は公聴会で、航空安全ニーズを優先すべきだと指摘。「通話の回線が落ちることは、飛行機が空から落ちことよりもはるかに重大ではない」と語った。

無線通信業界団体CTIAのメレディス・アットウェル・ベーカー最高経営責任者(CEO)は、少なくとも2020年12月のCバンド入札までに「なぜこの問題が解決しなかったのか」理解できないと証言。無線通信事業者は周波数帯を獲得するため入札に800億ドルを投じ、全てのルールに従っていたと述べた。

ローゼンウォーセル委員長は先月の記者会見で、「商業活動に無線電波をより多く利用するようになると、早い段階から頻繁により多くの調整を行う必要が出てくるだろう」と述べていた。

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