[15日 ロイター] - 米金融大手シティグループのマーケッツ部門グローバル責任者アンディ・モートン氏は15日、投資銀行部門で第2・四半期に最大55%の業績落ち込みを見込む一方、マーケッツ部門は25%を超える伸びを予想していると述べた。
モルガン・スタンレー主催のイベントで、同氏は投資銀行部門の不調について、マクロ経済や地政学的環境が原因でM&A(合併・買収)や発行業務が低迷していることが背景にあると指摘。「同部門の財布は50─55%減少しているとみられ、この水準付近で(四半期を)終える見通しだ」と述べた。
一方、コモディティーや為替を含む全ての資産市場でボラティリティーが高まっているため、マーケッツ部門については第2・四半期に前年比「25%を超える」増収を見込んでいるとした。ただ、変動が大きいため状況が急変する可能性もあると述べた。
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